お茶の品評会は何を見ているのか? プロの評価と、私たちの「美味しい」の違い

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

お茶の品評会と聞くと、「一番美味しいお茶を決める大会」というイメージを持つ方が多いかもしれません。もちろん味は大切ですが、伝統的な品評会では、味だけを比べて順位を決めているわけではありません。茶葉の形や美しさ、香り、淹れたお茶の色、そして味。それぞれの項目をプロの目と舌で確認し、その年に生産されたお茶の中から、優れたものを選んでいきます。一方で、品評会で高い評価を得たお茶が、すべての人にとって「毎日飲みたいお茶」になるとは限りません。今回は、品評会でプロが何を見ているのか、そして品評会の評価と、私たちが普段感じる「美味しい」にはどのような違いがあるのかを考えてみます。

本記事から分かること

 ・日本一のお茶は、どうやって決まるのか?

 ・日本一のお茶は、誰にとっても美味しいのか?

 ・流芳園オススメのお茶の紹介

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

日本一のお茶は、どうやって決まるのか

伝統的な品評会は、その年に生産されたお茶の中から、「優れているお茶はどれか」を茶師や生産者が評価し合う場です。審査では、茶葉を飲む前から確認が始まります。まず外観を見て、その後に香り、淹れたお茶の色、味を確認していく。日本一を目指すには、一つの項目だけが優れていればよいわけではありません。

まず見るのは、茶葉が「別嬪」かどうか

品評会で最初に見るのは、お茶の形です。茶葉の形が整っているか、色や艶は美しいか、全体として揃っているか。私は、分かりやすく言うと「別嬪の茶葉かどうか」を見ていると表現しています。品評会で日本一を目指すのであれば、この外観の評価でも高い点を取らなければなりません。味だけが良くても、外観に大きな欠点があれば、総合的な一位には届きにくい。お茶を飲む前の段階から、生産者がどれだけ丁寧に茶葉を育て、製造し、仕上げてきたのかが表れているのです。

見た目と味は、別々に審査する

外観の審査が終わると、香り、淹れたお茶の色である水色、そして味を見ていきます。大切なのは、外観が美しいから味も良いだろうと想像して点数を付けるのではなく、それぞれを別の項目として確認することです。味の審査では、単純にお茶同士の味を比べます。以前の品評会では、外観から味を想像しながら評価する面も今より強かったようですが、現在は、まず外観の美しさを一つの基準として確認し、そのうえで、どれだけ美味しく仕上がっているかを別に見ていく方向になっていると感じます。形が美しいことと、味が良いこと。その両方を高い水準で成立させるところに、品評会のお茶の難しさがあります。

一点、二点の差は、本当に分かるのか

品評会の結果を見ると、一点や二点というわずかな差で順位が決まることがあります。その差が飲めば必ずはっきり分かるのかと言われると、分かる場合もあれば、分かりにくい場合もあります。だからこそ、審査員を一人の感覚に偏らせず、さまざまな地域から集める意味があります。生産者は、高得点のお茶と自分のお茶を比べ、どの項目で点数を落としているのかを確認します。茶師は、その年に評価されたお茶を並べて見ることで、今年のお茶の傾向や、どこまで磨き上げられているのかを読み取ります。品評会は順位を競うだけではなく、その年のお茶づくりの方向を確認し、次の年へ技術をつなぐ学びの場でもあるのです。

日本一のお茶は、誰にとっても美味しいのか

品評会で高く評価されたお茶なら、一般の方が飲んでも必ず「一番美味しい」と感じるのでしょうか。実は、必ずしもそうとは限りません。近年、一般の消費者が審査に関わる形式が生まれている背景にも、伝統的な品評会の評価と、日常の飲み手が感じる美味しさの違いがあります。ここからは、「作品としてのお茶」と「日常のお茶」の違いを考えてみます。

伝統的な品評会のお茶は、技術の到達点を示す「作品」

伝統的な品評会のお茶は、生産者や茶師が技術を一方向へ磨き上げ、その到達点を示す作品に近い存在です。もし、伝統的な品評会で優勝したお茶が、そのまますべての消費者にとって一番美味しいのであれば、消費者の視点を取り入れた別の品評会は必要なかったかもしれません。新しい形式の品評会には、実際に商品として飲む人がどう感じるのかを評価する意味があります。伝統的な品評会が、技術として優れたお茶を見極める場だとすれば、消費者が関わる品評会は、商品として選ばれ、飲まれるお茶の価値を確認する場とも言えます。

「品評会のお茶」と「毎日飲みたいお茶」は違う

品評会のお茶は、毎日気軽に何杯も飲むことだけを目的につくられているわけではありません。評価される特徴を明確にするため、味わいを一つの方向へ強く伸ばしていることがあります。また、煎茶や玉露、かぶせ茶などの品評会のお茶は、丁寧に淹れなければ、本来の味を十分に引き出せない場合もあります。流芳園の上級煎茶「古都の香り」のように、温度や時間を意識しながら向き合うことで、持っている魅力が見えてくるお茶に近いところがあります。オリジナル玉露のような独自商品もございます。ただし、品評会のお茶が日常のお茶より優れていて、日常のお茶が下だという意味ではありません。目指している役割が違うのです。私自身、品評会のお茶を飲んで、素直に「旨い」と感じた経験もあります。作品として、素晴らしいお茶であることに違いはありません。

煎茶やオリジナル玉露について更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

【完全保存版】美味しい煎茶を淹れる方法を徹底解説
今すぐ試したい! 新感覚のオリジナル玉露で現代の忙しいあなたも簡単に高級茶を


品評会とは違う場所にある「美味しい」

私は、自分のことを「日常茶飯事を意識するブレンダー」だと思っています。品評会のように一つの特徴を尖らせるのではなく、いろいろな味わいが複合する中で、その人に合う一杯をつくることを大切にしています。例えばコンビニエンスストアの飲み物にも、水分補給を目的とするものがあれば、少し特別な時間を満たしてくれるものがあります。どちらが正しいという話ではなく、暮らしの中で求められる役割が違います。高品質なお茶を扱い、海外の方へ抹茶を紹介するような特別な場も大切です。その一方で、家庭で自分のために淹れ、「今日も美味しいな」と感じられるお茶にも、別の価値があります。品評会とは違う場所にある美味しさを、きちんと届けることも茶師の仕事だと思っています。

流芳園がおすすめするお茶とは?

品評会の点数は、茶葉の外観、香り、水色、味といった品質を、プロ同士で共有するための大切な物差しです。ただし、その点数が、一人ひとりの「好き」や「毎日飲みたい」を決めるわけではありません。技術を極限まで磨き上げた作品としてのお茶もあれば、暮らしの中で何度も手を伸ばしたくなるお茶もあります。流芳園では、品評会や鑑定を通じて培ってきた目と舌を生かしながら、特別な時間に丁寧に楽しむ上級煎茶から、毎日の食事や休憩に寄り添うお茶まで、それぞれ異なる個性を揃えています。受賞歴や点数だけで選ぶのではなく、自分がどんな時間に、どんな味を楽しみたいのかを考えてみてください。迷ったときは、普段の飲み方やお好みを伺いながら、その方に合う一杯をご提案します。プロの評価を知ることを入口にしながら、最後は自分自身の「美味しい」を見つけていただければと思います。

オリジナル玉露 玉誉【たまほまれ】


「オリジナルブレンド 玉誉」はどのようなお茶?

“淹れ易く美味しいお茶”と新茶期にはお客様からご期待のお声が最も多い人気のお茶。
口当たりは軽く爽やかで柔らかみのあるコク、ほんのり緑っぽい黄色、奥地に広がる緑茶の豊かな味わいが心地よいリッチテイスト。一葉一葉をムラなく丁寧に火入れ加工。玉露系の爽やかで甘みのある若芽の冠茶(かぶせちゃ)、それにコクのある茶葉を合わせることで凝縮された香味と濃度感をつくります。
「淹れ易くて、おいしい玉露を作ってみたら?」とそんな先代(七代目)の遊び心を真剣にカタチにしたことで誕生しました。覆いの利いたモノをブレンドし、芳醇な香りと甘みが広がります。
彩りに満ちた味わいを…。

茶種:オリジナル玉露
料金:1,080円 / 66g(税込)

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オリジナル玉露 玉翠【ぎょくすい】

「オリジナルブレンド 玉翠」はどのようなお茶?

お茶がはやく飲みたくてたまらない感じにさせる明るい黄緑の水色とフレッシュな甘味が特徴。
艶があり明るい生育状態の良い茶葉に遠赤外線乾燥機で乾燥(火入れ)加工し、爽やかな香りを残し底味に丸みを持たせ、渋味とうま味がやさしく融合した茶葉が出来上がる。
それは「乾燥(火入れ)加工の高等技術」一つ一つ丁寧に熱でコーディングするように火入れします。
棚下でしっかり覆いの利いた茶葉とブレンドすることでフレッシュな香味に深みが生まれます。

茶種:オリジナル玉露
料金:864円 / 66g(税込)

→オリジナル玉露 玉翠(ぎょくすい)の購入はこちらから

オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】


「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶?

流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。
夕誉は、八代目園主 谷口善右衛門がひたすらお茶と向き合い、多くの材料、数々の試作を繰り返し作り上げた、従来の緑茶のイメージを覆す全く新しい緑茶。
天候と芽の動きから摘採のタイミングを見極めることで若芽に摘採することができ、若芽の茶をミル芽いい、そのミル芽(若芽)の旨味と充分な肥培管理をすることで作られる養分の旨味、独自の精選加工を施し、微量の高級宇治抹茶をあしらえることで凛とした香味が生まれます。
その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。

茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 66g(税込)

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煎茶 古都の香【ことのかおり】

流芳園の古都の香

酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。

質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。

茶種:煎茶
料金:2,160円 / 66g(税込)

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素朴仕立 友白髪【ともしらが】

清涼感、抹茶のような香り、コクのある味、マイルドな味わいなど、
バランスが効いている茶葉になります。
初心者の方でも淹れやすいお茶になるので、
お茶を嗜んでみたいと思っている方にはとてもオススメの商品です。

「水出し茶」にもおすすめの万能茶。

茶種:素朴仕立(かぶせ茶)
料金:864円 / 66g(税込)

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素朴仕立 稀頭【まれがしら】

流芳園の稀頭

黄色い煎茶で、お茶らしい清涼感のある香りと後味のすっきりさが特徴です。
初々しい露天栽培の生葉を収穫し、浅く蒸して製茶しております。

そのため、爽快な香りだけでなく、
煎茶としての旨味も同時に味わっていただける逸品となっております。

熱いお湯で淹れることで香りを楽しむことができ、
またお茶漬けに使用するお茶として大変おすすめです。

茶種:素朴仕立(煎茶)
料金:648円 / 66g(税込)

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特上 雁が音焙じ【とくじょう かりがねほうじ】

流芳園の特上 雁が音焙じ茶

厳選された上質な一番茶を100%使用しております。
雁が音(=白い茎)が濁りのない香ばしい香りを作り出し、
またコクと余韻の上品さを同時に味わって頂けることでしょう。
素材を最大限に活かした「浅煎り」焙煎となっています。

茶種:ほうじ茶
料金:756円 / 80g(税込)

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