こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。
関西地方には、豊かな自然環境と深い文化が息づいています。その中でも、水質はお茶の風味に大きな影響を与える重要な要素です。本記事では、関西の水質がどのようにお茶に影響を与え、また地域の食文化とどのように調和しているのかを深掘りします。特に、琵琶湖を水源とする京都の水が、お茶の味にどのように関わり、関西ならではのお茶の楽しみ方についてご紹介します。
「関西の水質の特徴とお茶への影響とは?」
「関西の茶文化と食文化に見るお茶の楽しみ方とは?」
今回はこういった疑問にお答えします。
☑本記事から分かること
・関西の水質の特徴とお茶への影響とは?
・伝統と革新が交わる、関西のお茶文化とは?
・流芳園オススメのお茶の紹介
☑記事の信頼性

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗
・創業200余年の日本茶専門店
・農林水産大臣賞を複数回受賞
関西の水質の特徴とお茶への影響
関西地域のお茶の風味は、まずその水質に大きく依存しています。琵琶湖をはじめとする水源の特徴を理解することで、関西のお茶がなぜ他の地域のお茶と異なるのか、その秘密が見えてきます。第一部では関西の水の水源についてご紹介しますね。
琵琶湖の水と関西の水質の特徴
琵琶湖は関西最大の湖であり、滋賀県を中心に関西地域の水源として非常に重要です。この水は、特に軟水であることが特徴で、お茶を淹れる際にその特性が最大限に生かされます。軟水は、そのまろやかな性質により、お茶の繊細な味わいを引き出すのに最適な水質です。琵琶湖の水は、数値的にも安定しており、年間を通してほとんど変化がないため、地元のお茶生産者にとっては非常に信頼のおける水源と言えるでしょう。

関西に住む約2000万人の人々のうち、半数以上が琵琶湖を含むこの水源から供給される水を日常的に利用しており、その豊かな水質が地域の食文化、そしてお茶文化を支えているのです。
関東の水についても知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関東の水とお茶が織りなす風味:地域に適した一杯の魅力
神戸の水質とそのお茶への影響
神戸の水は京都の伏見の水と同様に軟水であるため、茶葉の持ち味を引き出すのに適しているといえます。神戸の水は非常に滑らかで飲みやすく、お茶を淹れる際にその特徴が生きるため、神戸で生産されるお茶はその風味がしっかりと感じられます。また、神戸は酒造りでも有名で、この水の質が酒にも好影響を与えています。
伝統と革新が交わる、関西のお茶文化
関西地方は、自然環境と文化が調和した地域です。特に京都や神戸では、茶道や食文化が深く結びつき、お茶はただの飲み物ではなく、精神的な充実感や食事の一部として楽しまれています。関西の水質が生み出すまろやかな味わいのお茶は、地域の人々の日常に欠かせない存在です。第2部では、関西の茶文化と食文化がどのように調和し、お茶がどのように楽しまれているのかを紹介します。
京都・神戸の茶文化と食文化が織りなす調和
関西の茶文化は、ただの飲み物としての楽しみ方を超えて、食文化との深い結びつきがあります。特に京都と神戸は、茶道と食文化が見事に融合した地域です。京都では、抹茶を使用した茶道が伝統的に行われ、茶道の儀式を通じて茶の風味が深く味わわれています。このような文化は、単に茶を味わうだけでなく、精神的な充足感を与えてくれます。神戸では、和菓子とのペアリングが特徴的で、お茶が食事の一部として楽しむことが主流です。関西の水質がもたらすまろやかな味わいのお茶は、和菓子の甘さと見事に調和し、食文化の一部として欠かせない存在となっています。
お菓子とお茶のペアリングについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください
お茶とお菓子 ~朝茶は百難を逃れる~
日常生活に溶け込む、関西流のお茶の楽しみ方
関西の人々は、お茶を非常に親しみやすいものとして日常的に楽しんでいます。関西は、品質にこだわりつつも、コストパフォーマンスを重視するため、良質なお茶をリーズナブルに手に入れることができる地域でもあります。お茶に対する関西の人々の情熱は、まさに「目利き」の精神に象徴されており、お茶を選び、味わうことを大切にしています。また、関西ならではのユニークなペアリング方法や新しい飲み方を試すことも、日常生活の一部として楽しむ文化が根付いています。
流芳園がおすすめするお茶とは?
いかがでしょうか。関西地方の水質が、お茶の風味に与える影響は非常に大きいことが分かりました。特に琵琶湖や神戸、京都の水は、軟水の特性を活かして、お茶の風味をまろやかに引き出し、地域独自の味わいを作り上げています。関西で生まれたお茶の風味と、その楽しみ方をぜひ体験してみてください。水質が美味しいお茶を引き立て、地域の食文化とともに素晴らしいお茶体験を提供してくれることでしょう。本日はそんな関西の水を用いて楽しめる茶師が丁寧にブレンドしたお茶をお勧めします。「特選玉露」は、特別な時間を彩る一杯として最適です。また「高級煎茶」は、リラックス効果が高く、香りと味わいが特徴です。そして、ゆっくり時間があるときには「手摘み玉露」、心身を静寂へと導き、精神的な安定を得られるはずです。オンラインストアで購入可能ですので、ぜひお試しください。
秘園の露【ひえんのつゆ】

手摘み玉露「秘園の露」は、丁寧に茶葉を手摘みすることで生まれた、
柔らかみのある舌触りと上品な旨味が特徴。
うっすらと乳白の濁りが感じられる水色は、
濃厚な旨味が凝縮されたもので玉露本来の深い甘みと余韻を感じていただけます。
茶種:玉露
料金:3,240円 / 80g(税込)
甘露【かんろ】

玉露本来の甘さと共に、果実のような香味がしっかりと口の中で感じられます。
また、玉露の芯の部分を贅沢に使用することで、
上品な香りと柔らかみのあるコクを合わせ持った贅沢な玉露となっています。
茶種:玉露
料金:2,160円 / 80g(税込)
オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】

「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶?
流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。
茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 80g(税込)
煎茶 古都の香【ことのかおり】

酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。
質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。
茶種:煎茶
料金:2,160円 / 80g(税込)
素朴仕立 稀頭【まれがしら】

黄色い煎茶で、お茶らしい清涼感のある香りと後味のすっきりさが特徴です。
初々しい露天栽培の生葉を収穫し、浅く蒸して製茶しております。
そのため、爽快な香りだけでなく、
煎茶としての旨味も同時に味わっていただける逸品となっております。
茶種:素朴仕立(煎茶)
料金:648円 / 80g(税込)
宇治の昔【うじのむかし】

抹茶の良い香りと、コクと苦味が丁度良く合わさった味わいが特徴。
初心者の方からお稽古用まで幅広く使用できる、
使い勝手が大変良い抹茶として皆さまから親しまれております。
また、和菓子だけでなく洋菓子とも相性が良いため、
特別な時間を過ごすことのできる逸品です。
茶種:抹茶
料金:1,404円 / 40g(税込)