なぜ美味しい?宇治茶について知ってみよう!

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

“お茶” “抹茶”と聞くと、
「宇治茶」を想像する方は多いのではないでしょうか。

しかし、なぜこれほどまでに宇治茶は有名になったのでしょうか。

今回、宇治茶について説明し、
歴史や代表的な緑茶などについてもご紹介します!

「宇治茶の歴史について教えて!」
「なぜ宇治茶は美味しいの?」
「宇治茶は何のお茶が特に有名なの?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・宇治茶の歴史

 ・宇治茶が美味しい理由

 ・宇治茶で有名な緑茶

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

宇治茶の歴史

では、宇治茶はいつから始まったのか、歴史や地域について説明します。

宇治茶はいつから始まった?

宇治お茶の栽培が始まったのは鎌倉時代。

栄西禅師が中国からお茶の種子を持ち帰り、
京都栂尾高山寺の僧侶・明恵上人にお茶の種子を送りました。

その後、京都の周辺まわりで茶園が開かれるようになりました。

宇治を含めた宇治茶の産地もこの時に開拓され、
この時代では、栂尾のお茶が一番良かったといわれております。

宇治茶を作っている地域は?

宇治茶は長い歴史でつくられてきたブランドであります。

その味わいは、
京都府、奈良県、滋賀県、三重県から出来上がるお茶で作られてきたといえます。
そして、その中心は京都府です。

宇治茶が美味しい理由

お茶の名産地として代表格である宇治茶。
では、なぜ宇治茶は美味しいのか、説明していきます。

環境

一言でいえば、風土が優れております。

日本ではお茶といえば、緑茶や抹茶やほうじ茶などが主に飲まれていますが、
ほとんどが中国種です。

その特徴は低木で渋みが少なく寒さに強いことからも日本の気候に合っています。
※逆に、アッサム種は、高木渋み成分のタンニンが多く、
 寒さには弱いといわれております。
 アッサム種は紅茶に、中国種は緑茶や抹茶に向いているといえます。

昔は、日本においても(中国種は)、
暑すぎても寒すぎても栽培が難しいといわれていました。

更に、水(雨量)もある程度必要です。

技術や情報が現代より少ない大昔において、
品種改良をされていない種をまき、芽が出て、
おいしいお茶ができたことを想像すると、
古くから茶づくりをされてきた場所にはそれだけ良い条件が揃っているといえます。

また、先ほど挙げた京都府、奈良県、滋賀県、三重県などで、
香りが良いお茶ができる産地を訪れると似た雰囲気を感じられます。

技術

宇治茶が高品質な理由は、「風土」と「技術」が優れているからです。

「風土」だけが優れていても高品質なお茶はできません。

「技術」とは、人、茶農家・茶師(ブレンダー)などが宇治茶の歴史の中でも、
日本そして世界の方々へ味を届けてまいりました。

では、「技術」が優れていると何ができるの?という、
疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

産地で茶業に長く携わっていることから、
我々(流芳園)が思う宇治茶が他産地より優れている点が2つございます。

一つ目は、玉露・煎茶・碾茶(抹茶)など、
各茶種ごとの等級(ランク)を安定して提供できる。

これは、特に高品質茶葉においていえることですが、
品質が整備されているようなイメージです。
味わいをつくる材料の幅が上下に必要なものがあるといえます。

更に、二つ目、「香り」「味」「品種」など、
多種多様な味わいを作るために必要な材料が存在している。

これは、左右に幅があるという感じです。

似ているように感じるかもしれませんが現場では別の感覚といえ、
味わいをつくる茶師としては、
様々な味わいをお客様に提供させていただきやすいことから、大変助かっております。

このような、具体的に味わいをつくる材料のバリエーションが豊富であることが、
宇治茶の魅力であると考えています。


【茶業者のトリビア】
宇治茶の技術については、
人材育成の仕組みが構築されているからであると考えられます。

宇治茶の産地の中心である京都府には、昭和2年に結成された茶業青年団があり、
主としては茶審査技術を茶業者が学ぶ場として存在しています。

そこでは、若手のブレンダーや茶農家が高品質な味わいを皆様にお届けするために、
京都府茶審査技術大会で功績を残すことを目標とし、切磋琢磨しています。

この活動は、戦争やパンデミックを乗り越え、現在も続いています。

京都の茶業者の先代達にお話をさせていただく際にも、
共通の話題として盛り上がります。

昔も、今と同じようにお茶の問題や未来のお茶について、
ハイレベルなやり取りがあり、茶農家は畑にブレンダーは味づくりに工夫を凝らし、
時を経て宇治茶は進化してきたことを実感させられます。

宇治茶で有名な緑茶

宇治茶といっても、果たして何のお茶が有名なのでしょうか。

宇治茶の優れている一つとして、
「玉露・煎茶・碾茶(抹茶)など、
 各茶種ごとの等級(ランク)を安定して提供できる。」
と紹介させていただきました。

高品質な茶づくりという意味では、
全てにおいて自信をもっておすすめできるものづくりができているといえます。

その中でも、製茶技術として古くからある碾茶(抹茶)は、
特に他産地を寄せ付けないレベルにあるといえます。

point:実は、ほうじ茶も美味しい。
ほうじ茶は、
出物といわれる仕上げたお茶から採れる骨や粉を使ってつくることが多いです。
おいしいお茶をお届けできる産地には、様々な材料があります。
それらからつくられるほうじ茶もおすすめです。

流芳園がおすすめする緑茶のご紹介!

流芳園が販売するお茶の中からおすすめしたいお茶をいくつかご紹介します。

オンラインはもちろんのこと、
電話でもお気軽にお問い合わせください。☎0774-88-2038

抹茶 雲上の鶴【うんじょうのつる】

流芳園の雲上の鶴

昔ながらの製法である、藁(ワラ)などで被覆することによって、
完成した碾茶(抹茶の原料)を使用。

そうしてできた抹茶の香りは特別で、宇治抹茶伝統の生産技術のひとつ。

濃茶・薄茶ともに使用できる商品であり、
それぞれの淹れ方により味や香りが変わる高級な逸品。


茶種:抹茶
料金:2,808円 / 40g(税込)

雲上の鶴の購入はこちらから

抹茶 鳳雲【ほううん】

流芳園の鳳雲

希少な宇治田原産の手摘み碾茶もブレンドした、手摘み宇治碾茶100%使用。
宇治田原産をブレンドすることで香味に奥行きが加わり、
力強い香りとコクが出来上がります。
こちらの抹茶は濃茶・薄茶ともに使っていただける品になっておりますので、
使い勝手の良いお抹茶となっています。

茶種:抹茶
料金:2,268円 / 40g(税込)

鳳雲の購入はこちらから

抹茶 宇治の昔【うじのむかし】

流芳園の宇治の昔

抹茶の良い香りと、コクと苦味が丁度良く合わさった味わいが特徴。
初心者の方からお稽古用まで幅広く使用できる、
使い勝手が大変良い抹茶として皆さまから親しまれております。
また、和菓子だけでなく洋菓子とも相性が良いため、
特別な時間を過ごすことのできる逸品です。。

茶種:抹茶
料金:1,404円 / 40g(税込)

宇治の昔の購入はこちらから

焙じ茶 雁が音焙じ【かりがねほうじ】

流芳園の雁が音焙じ

ほうじ茶はカフェインも少ないかつ、香ばしい匂いであるため、
寝る前のリラックス効果があります。

浅煎りのほうじ茶で、澄んだ香ばしい香りを楽しむことができます。


時間に余裕がある時は、急須で淹れることをおすすめします。
(熱めの温度で淹れた方が香りが出やすいため)

茶種:ほうじ茶
料金:596円 / 100g(税込)

雁が音焙じの購入はこちらから

焙じ茶 京かおり【きょうかおり】

流芳園の京かおり

京都・宇治茶の一番茶と二番茶の間にでてくる茶葉である、
親子番茶を原材料に使用し深煎りすることで、甘い味わいに仕上げています。

「深煎り」で焙煎することで、苦味成分のカフェインは昇華します。

茶種:ほうじ茶
料金:756円 / 200g(税込)

京かおりの購入はこちらから

まとめ:宇治茶ブランドを受け継ぐ!

今回は、宇治茶についてご紹介しました。

長い歴史の中で先人たちが受け継いできた、
宇治茶というブランドをこれからも絶やさないよう、
守り抜いていくことが私たち流芳園としても重要です。

ぜひ技術の結集である宇治茶をご堪能下さい。

>宇治茶の通販 京都 りゅうほうえん

宇治茶の通販 京都 りゅうほうえん

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