こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。
日本の茶文化は、長い歴史とともに発展してきました。その中で、茶農家と茶師(ブレンダー)の役割は欠かせません。本ブログでは、茶農家と茶師の仕事の魅力とその裏側についてご紹介します。
「茶農家と茶師の関係性とは?」
「これからの茶師に求められることとは?」
今回はこういった疑問にお答えします。
☑本記事から分かること
・茶農家と茶師の関係とは?
・これからの茶師に求められることは?
・流芳園オススメのお茶の紹介
☑記事の信頼性
・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗
・創業200余年の日本茶専門店
・農林水産大臣賞を複数回受賞
茶農家と茶師
茶農家と茶師(ブレンダー)は、茶の生産と提供において欠かせない役割を果たしていますが、それぞれの仕事内容と専門知識には大きな違いがあります。 共通点として、両者とも茶の品質向上に努めていますが、茶農家は茶葉の生産に、茶師は茶葉のブレンドと品質管理に重点を置いていて、茶農家は農業技術の専門家であり、茶師は味と香りの専門家とも言えます。今回は茶師さんにスポットをあててご紹介させていただきます。
茶農家と茶師の役割の違いと歴史とは?
茶師、またはブレンダーは、収穫された茶葉をブレンドし、その香りと味を最適化する役割を担っています。茶師の技術は代々受け継がれ、その職人技は日本の茶文化において重要な位置を占めています。茶師の仕事は単なるブレンドだけでなく、茶の味わいを創り出すための細やかな調整も含まれます。茶師の腕によって、同じ茶葉からでも全く異なる味わいが生まれるのです。歴史的にも、お茶壺道中という言葉があり、これは茶師さんが茶農家を連れて将軍家に茶を届ける際に使われていた言葉で、こうした歴史からもわかる通り、茶師は茶葉の品質を保証するために欠かせない存在でした。
茶師に必要な技術と知識
茶師には、感覚、知識、技術のすべてが求められます。幼少の頃から茶の世界に触れ、手で触ったり、目で見たり、香りを嗅いだりすることで、その感覚を身体に染み込ませていきます。技術の伝承は、反復練習から始まり、やがて応用へと進化します。特に「守破離」の精神で、まずは基本を繰り返し、その後に独自の技術を築いていきます。茶師にとって、視覚や嗅覚、味覚を研ぎ澄ますことは重要であり、その感覚を鍛えるためのトレーニングが欠かせません。高校生の頃から先代の技術を学び、身体に馴染ませることで、次世代の茶師が育っていきます。
ブレンドのインスピレーション
茶師のブレンドは、まるでアートのようです。ある茶師は、建築や現代彫刻からインスピレーションを得て、お茶のブレンドにその要素を取り入れています。成分分析も重要ですが、最終的にはインスピレーションが欠かせません。茶の深い味わいを創り出すには、感覚的な要素が非常に大切です。ブレンドのインスピレーションは、個々の茶師の経験や感性によって異なり、それぞれの茶師が持つ独自のスタイルが反映されます。これにより、同じ原材料でも異なるブレンドが生まれ、消費者に新たな体験を提供しているのです。
茶師(ブレンダー)の未来
これまでに茶師の歴史や、茶師の技術についてご紹介してきましたが、これからの時代の茶師に求められる事は何なのでしょうか。ここからは茶師の未来にスポットをあててご紹介させていただきます。
未来の茶師に求められること
未来の茶師には、技術だけでなく、情報発信力も求められます。優れた茶師は、大臣賞や茶師十段などの称号でPRされることもありますが、最も大切なのはお客様に喜ばれる茶を提供することです。自分に合った味を見つける喜びを提供することが、茶師のやりがいとなります。現代の消費者は情報に敏感であり、自分に合ったお茶を求める声が高まっています。茶師は、お客様のニーズを理解し、それに応える製品を提供するための努力を惜しみません。また、技術の伝承も重要な課題であり、次世代の茶師を育てるための取り組みが進められています。
個々のお茶の個性を活かす未来
流芳園では、お茶の個性を大切にし、1つ1つ異なる味わいを提供しています。類似商品のランク付けを行うのではなく、それぞれのお茶の特性を深く掘り下げ、お客様に新たな体験を提供しています。こういった商品展開を実施することにより、お客様は自分に合ったお茶を見つける喜びを得ることができ、私たちにとっても大きなやりがいとなっています。余談ではありますが、茶師の世界はまだまだ男性が主流なのですが、これからの時代は女性ならではの感覚が新たな風を吹き込む可能性もあります。こういった観点でも、これからの茶師の未来は目が離せなません。
茶師一押しのお茶
いかがでしょうか。この記事を読んで、茶師が知識と情熱を注ぎこんで作り出した1杯で優雅なティータイムを楽しみたいと思ったあなたに、ぜひおすすめしたいのが「流芳園」のお茶です。オリジナル玉露(夕誉)、上級煎茶の「流芳園」や「古都の香」など、様々なテイストのお茶を取り揃えています。是非、この機会にお試しください。お茶を通じて、茶師の努力と情熱を感じていただければ幸いです。
オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】
「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶?
流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。夕誉は、八代目園主 谷口善右衛門がひたすらお茶と向き合い、多くの材料、数々の試作を繰り返し作り上げた、従来の緑茶のイメージを覆す全く新しい緑茶。天候と芽の動きから摘採のタイミングを見極めることで若芽に摘採することができ、若芽の茶をミル芽いい、そのミル芽(若芽)の旨味と充分な肥培管理をすることで作られる養分の旨味、独自の精選加工を施し、微量の高級宇治抹茶をあしらえることで凛とした香味が生まれます。その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。
茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 80g(税込)
煎茶 流芳園【りゅうほうえん】
新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。
茶種:煎茶
料金:1,620円 / 80g(税込)
煎茶 古都の香【ことのかおり】
酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。
質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。
茶種:煎茶
料金:2,160円 / 80g(税込)