茶畑からできるお茶は7種類!?特徴と製法についても紹介!

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

私たち流芳園が店舗を構える、お茶のまち 宇治田原町では、
至るところに素敵な茶畑をお見かけすることができます。

では、茶畑からできるお茶にはどういった種類があるのでしょうか。

今回は「茶畑からできるお茶の種類」についてご紹介します!

「何種類くらいできるのだろう?」
「それぞれのお茶の特徴は何?」
「お茶の作り方はどう違うの?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・茶畑からできるお茶の種類

 ・それぞれのお茶の特徴

 ・お茶ごとによって異なるつくり方

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

茶畑からできるお茶の種類

茶畑から収穫した茶葉からできるお茶は、なんと7種類!

その中でも大きく分けて以下の2つの製法があります。

① 畑の上で茶種をコントロールできるお茶

被覆などにより、収穫する前に茶種をコントロールできるのが、
玉露・煎茶・かぶせ茶・抹茶の4種類

② 加工技術や、ブレンド技術によってアプローチを変えて製造できるお茶

茶葉を収穫したのち、加工やブレンドの技術によって作られるのが、
ほうじ茶・玄米茶・紅茶の3種類

以上のように、茶畑時に茶種を調整するお茶か、
茶葉を収穫後に加工・ブレンドという技術によって調整するお茶かによって、
できるお茶の種類や特徴も大きく変わります。

茶畑から7種類ものお茶ができるというのは驚きですよね!

また、加工技術やブレンド技術が必要なお茶には茶師さんの技量が試されます。
茶師さんの仕事についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。

茶畑は基本屋外で栽培する作物であるため、
一日と同じ日がない日常の中で、
一日一日を刻んで生まれるのがお茶なのです。

そのため、毎年同じものを作ることができませんが、
それ自体がとても神秘的なことで、
積み重ねた日々が培った味や香りをお茶として楽しめることが面白いと思っています。

それぞれのお茶のつくり方

先ほど2つの製法を紹介しましたが、今回は茶畑がテーマですので、
「① 畑の上で茶種をコントロールできるお茶」の種類に絞って説明しますね。

まず、それぞれで大切になってくるのが、被覆日数の違いです。

茶畑を見かけると、上に黒色のシートが被っているものを見たことありませんか?
あれが被覆をしている状態で、
日光を遮断し光合成を防ぐことで、茶の旨味を熟成しているのです。

かぶせ茶は2週間程度、玉露・抹茶は20日程度、煎茶は被覆しません。

被覆によってお茶の味や香りが異なります。
では、茶種によってどう異なるのか、詳しく紹介します。

玉露

玉露は、芳醇な旨味と甘味、
そして被覆による覆い香(抹茶のようなコクと甘い香り)を味わうことができます。

栄養分たっぷりの土づくりを行い、その上に茶の木を栽培するため、
上記のような特徴を持ち合わせることができるのです。

また、玉露の茶葉は煎茶の茶葉と比較すると、
一本の枝から生えている葉の数が少ないことが特徴。

そのため、養分が一つの茶葉に集約される量が多くなります。

一般的に被覆日数は20日程度ですが、
宇治では30日程度被覆される農家さんも多いです。

煎茶

煎茶は、若芽の旨味(芽が小さい方が旨味がある)と、
肥料から来る旨味が合わさった味わいをもたらします。

また、香りを構成する要素は、
若芽の大きさと、風土によって構成されます。

風土で言うと宇治田原は高い所に位置しており、
平地と比べて寒暖差が生まれやすく、香りのよいお茶が生まれやすい環境です。

煎茶は”基本”被覆をしないため、栽培立地と、肥培管理はとても重要なのです。

基本とお伝えした理由として、
宇治田原の高級煎茶は繊細な味わいを作るために被覆する場合があります。
肥料の効果が適切に茶葉に乗るのを測るために短い期間だけ行うのです。

かぶせ茶

かぶせ茶は、煎茶に比べて土についている期間が長く、
また被覆していることで、肥料の旨味と覆い香が茶葉にしっかりと乗り、
はっきりとした甘味が明確に表れるのが特徴。

また、風土・品種・お茶が持つ本来の味と香りが合わさって、
爽快感のある強い香り(香りの輪郭がしっかりしている)も出ます。

かぶせ茶は、爽快感のある香りと、甘味の両取りができる、
お得なお茶と言えるでしょう。

抹茶

抹茶は、一つの枝に対する茶葉の数は、
煎茶やかぶせ茶に比べて少ないものになります。

しかし、抹茶ならではの苦味を作るために養分をいっぱいの土を作り、
被覆することで長い時間をかけて肥料を茶葉へ吸い上げ、
かつ茶葉も大きくしていくことで苦味が形成されていきます。

それにより、抹茶ならではの香りと、
旨味・苦味が合わさった美味しい味わいを堪能することができます。

いかがでしたでしょうか。

茶種ごとによって製法を変え、美味しい茶葉へと作り上げていく、
農家さんの強い想いがそれぞれのお茶に表れているとも言えるでしょう。

また、収穫された茶葉の味を見極め、
ブランドに合った商品へ作り上げていくのは茶師さんの技量が必要不可欠。

農家さんと、茶師のコラボレーションにより生み出されたお茶を
みなさまに飲んでいただけると嬉しいです。

流芳園おすすめのお茶を紹介!

流芳園で販売しているお茶の中でも、
特におすすめしたいお茶をいくつか紹介しますね。

オンラインまたは、お電話でも注文を受け付けることができます。

玉露 秘園の露【ひえんのつゆ】

流芳園の秘園の露

丁寧に茶葉を手摘みすることで生まれた、
柔らかみのある舌触りと上品な旨味が特徴。

うっすらと乳白の濁りが感じられる水色は、
濃厚な旨味が凝縮されたもので玉露本来の深い甘みと余韻を感じていただけます。

茶種:玉露
料金:3,240円 / 88g(税込)

秘園の露の購入はこちらから

煎茶 流芳園【りゅうほうえん】

流芳園の流芳園

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。

八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。

茶種:煎茶
料金:1,620円 / 88g(税込)

流芳園の購入はこちらから

素朴仕立 白折【しらおれ】

流芳園の白折

はさみ刈の玉露茶葉を使用。

上質な茶葉と茎を組み合わせているため、
お茶自体に凄い甘みがあり、雑味が取られているため、
フルーティーな味わいとなっています。

本物の味わいを熱いお湯でも楽しむことができます。

茶種:素朴仕立(玉露)
料金:1,080円 / 88g(税込)

白折の購入はこちらから

素朴仕立 友白髪【ともしらが】

流芳園の友白髪

友白髪は、かぶせ茶葉を使用。

かぶせ茶は、煎茶と玉露の間くらいの期間、被覆した茶葉であり、
被覆する期間を調整できることにより、旨味を調整しやすいと言われています。

浅蒸しと、深蒸しをした茶葉をそれぞれブレンドしており、
浅蒸しからは甘みと芳醇な味わい、深蒸しからは濃度感のある緑色のお茶ができます。

浅蒸しの甘みが深蒸しが包んでいる様子が感じ取れ、
また茶師技術がたくさん詰め込まれたお茶となっておりますので、
どなたでも簡単に淹れやすく、
また味はまろやかで万人受けする味わいとなっています。

茶種:素朴仕立(かぶせ茶)
料金:864円 / 88g(税込)

友白髪の購入はこちらから

抹茶 宇治の昔【うじのむかし】

流芳園の宇治の昔

抹茶の良い香りと、コクと苦味が丁度良く合わさった味わいが特徴。

初心者の方からお稽古用まで幅広く使用できる、
使い勝手が大変良い抹茶として皆さまから親しまれております。

また、和菓子だけでなく洋菓子とも相性が良いため、
特別な時間を過ごすことのできる逸品です。

茶種:抹茶
料金:1,404円 / 40g(税込)

宇治の昔の購入はこちらから

まとめ:農家さんと茶師さんの想いが詰まったお茶たち

いかがでしたでしょうか。

茶畑からさまざまなお茶ができるまでに込められたこだわりや技術について、
少しでも知っていただけたら嬉しいです。

それぞれどんな味わいか香りか飲み比べてみるのもおすすめの楽しみ方です。
ぜひ試してみてくださいね!

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