冬やオフシーズンに茶販売店は何をしている?

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

春の新茶時期に向けて、
冬やオフシーズンに茶販売店は何をしているのでしょうか。

今回は、流芳園が冬やオフシーズンにしていることについて紹介し、
なぜそれをしているのか理由についても詳しく説明していきます。

「冬やオフシーズンに茶販売店は何をしているの?」
「なぜそれをしているの?」
「大事にしている考えや想いなどについても教えて!」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・冬やオフシーズンにしていること

 ・新茶に向けて

 ・日々大切にしている想い

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

冬やオフシーズンにしていること

機材の整備

仕入れの時期やお客様対応の繁忙期が過ぎた、
夏から秋(9月から11月)にかけてのオフシーズンに、
茶を合組み(ブレンド)するための道具の修理や整備など、機材の整備を行います。

竹で骨組みされているため麻などで補強し、
その竹を和紙で包み、柿渋でコーティングします。

柿渋でコーティングする理由としましては、
防虫・防菌作用、そしてお茶というお客様の身体に入るものであるため、
天然素材を使用し塗装するという2つの理由があります。

樹脂のように固まりますし、
柿渋の匂いは1か月ほどで消えるため使い勝手が大変良いです。

茶への理解をより深める

オフシーズンであっても茶への研鑽を深めるため、
冬に茶農家さんが行う手もみなどの行事に参加したりします。

現在は私で八代目となりますが、
三代目までは茶農家であったため、
先人たちの想いを通して茶をより深く知りたいと思い始めました。

お茶を審査・吟味するだけでは成り立ちが分からないですが、
実際に触ってみることで五感に対しお茶の情報がたくさん入ってきます。

普段、お客様にお茶を淹れる際にも茶の成り立ちが分かっていると、
お客様のご要望に合わせた提案がしやすくなります。
また、ブレンドに関しての知識や気づきなどを得ることもできます。

他にも、自社の商品に毎日違う角度から触れることで、
味の方向性やお茶に対する知識や味づくりを深めることができます。

毎日お茶を触って、飲んで、匂いを嗅ぐ。

毎日の体調や環境によってどのお茶が適正か、
どのお茶がその状況で美味しいと感じられるのかなど、
実際に毎日触れ続けることでお客様へ的確に提案することができます。

毎年環境などによって味の変わる茶葉でありますが、
茶葉と向き合い、茶師の技術を活かし、
お客様に昨年と同じ以上に喜んでもらえるお茶を提供したい、
という想いで日々研鑽を行っております。

新茶に向けて

茶葉と果実

新茶の販売に向けて、冬の間のお茶の様子を知ることはとても大切です。

園相(えんそう:茶畑の様子)は多少見ますが茶農家ではないため、
専門的なところまで見れません。

そのため、茶農家さんとお会いする機会に、
今年のお茶の様子についてお話しすることがとても重要だと思っています。

環境変化の激しい昨今ではあるものの、
人間は環境に順応することができるため、
技術さえあれば良いお茶ができていくと信じています。

京都以外にもお茶が有名な地域で活躍されている、
茶農家さんや茶師さんの力により、
お茶の美味しさは維持・進化していっています。

そのため、美味しい新茶を毎年お客様に届けるためにも、
お茶に関わる方々との連携や情報交換を常に意識しております。

日々大切にしている想い

石の上に緑茶

普通に生きること

茶師として日々活動しているものの、「普通に生きること」を大切にしております。

なぜなら、普通に生きることで、お客様と同じ感覚が身に付くためです。

そのため、世の中にある様々なものを当たり前のように食することで、
お客様が感じる感覚を自分の中から絶やさないようにしています。

味わう大切さ

ものを食べる際に、一口でも良いので味わうことを意識しております。

「味わう」とは、
そのもの自体がどのように作られたかなど、
「なんで?」という疑問を持ち、背景を知ることを心がけております。

「味わう」ことを習慣的に行うことが少なくなり、
「味わう」ことの重要さを意識して行う人たちが少なくなっている現状は、
茶専門店としては大変困る状況であります。

なぜなら、私たち茶師は、お客さまがお茶を飲む際に、
第一段階・第二段階・第三段階・・・と一口目から最後の余韻まで、
変化する味わいの違いを楽しんで頂けるよう、
常日頃から研鑽と研究を行っているためです。

お茶というのは余韻も含めて楽しめるもの。

ぜひお茶を飲んだ後に、
口に残っている味の余韻を意識して楽しんで頂けますと、
よりお茶の深みを知ることができ面白いかと思います。

流芳園を代表する、おすすめの緑茶を紹介!

流芳園で販売しているさまざまなお茶の中でも、
特におすすめしたいお茶を紹介します。

オンラインまたは、お電話でも注文を受け付けることができますので、
お気軽にお問い合わせください。(☎:0774-88-2038)

煎茶 流芳園【りゅうほうえん】

流芳園の流芳園

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。

湯冷ましして淹れることにより、香りと味わいを楽しめます。

また、八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。

茶種:煎茶
料金:1,620円 / 88g(税込)

流芳園の購入はこちらから

オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】

流芳園の夕誉

八代目が開発した至極の逸品であり、熟成された蔵出し茶。

夕誉は、ほのかな甘さと香りがプラスされ、後口も爽やか。

また上品さも持ち合わせおり、味わい深いため、
高級洋菓子や、アフターヌーン・ティーのスイーツなどに合いやすいです。


茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 88g(税込)

夕誉の購入はこちらから

煎茶 古都の香【ことのかおり】

流芳園の古都の香

酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。


質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。


茶種:煎茶
料金:2,160円 / 88g(税込)

古都の香の購入はこちらから

まとめ:茶師・茶農家の想いが詰まったお茶をぜひご堪能あれ!

いかがでしたでしょうか。

今回は茶販売店が冬やオフシーズンにしていることについて紹介しました。

日々お客様のことを考え、
お客様の体調や環境に合ったお茶を提案できるよう、
これからも研鑽を続けていきます。

技術と想いが詰まった流芳園のお茶をぜひ一度お試しあれ。

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