お茶はなぜ“わかりにくい”のか:味を言葉にできない理由

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。
「お茶って、なんとなく美味しいけど、よく分からない」そんなふうに感じたことがある方は多いのではないでしょうか。私自身も、お茶は他の嗜好品と比べて分かりにくいものだと思っています。味覚がまだ大雑把な状態で飲むと、どうしても掴みにくい。

例えばワインであれば、アルコールやぶどうの香りがまず立ってくる。コーヒーであれば、品質の良し悪しを香りや苦みで感じやすい。そこまで意識しなくても楽しめる構造になっています。

一方で、お茶。特に緑茶は、とにかく繊細です。強い香りや分かりやすい味の輪郭が出にくい。だからこそ「わかりにくい」と感じられるのだと思います。今回は、この“わかりにくさ”の正体を、少し整理してみたいと思います。

本記事から分かること

 ・お茶の味はなぜ言葉にしづらいのか

 ・プロはどう説明し、どう伝えているのか

 ・流芳園オススメのお茶の紹介

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

お茶の味はなぜ言葉にしづらいのか

コーヒーやワインは、言葉で説明されることが当たり前になっています。一方でお茶は、長い間「言葉にしない文化」の中にありました。その違いが、今の“わかりにくさ”にもつながっています。

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コーヒーやワインとの違い

コーヒーやワインは、「酸味」「苦味」「ボディ」など、言語化されやすい文化があります。一方で、お茶の世界では、昔は言語化をあまり推奨されていませんでした。お茶は日常茶飯事。当たり前に飲むものだったので、「このお茶はこういう味だ」と細かく説明する文化がなかったんです。ただ、今は時代が変わってきています。嗜好品が多様化して、お茶以外にも楽しみが増えた。その中であえてお茶を選んでもらうためには、ある程度の言語化が必要になってきている。その変化の途中にあるのが、今のお茶の立ち位置だと思います。

ミスらない人は「時間がある」。ミスる人は「同時にやりすぎる」

逆に、失敗しにくい人はどういう人か。昔の家庭では、淹れる役割がはっきりしていて、時間をかけてお茶を淹れる人がいました。そういう人は、意外と安定していました。一方、忙しい中でパパッと淹れると、湯温、時間、量が微妙にズレていきます。ただし今は、嗜好品としてお茶を楽しむ人も増え、そういう方は性別に関係なく安定しています。失敗は人の問題ではなく、状況の問題です。

なぜ言葉にしづらいのか

お茶の味が言葉にしづらい理由は、シンプルに「繊細すぎる」からです。極端な例ですが、赤道直下の地域から来た方が、日本の食事を最初は「薄い」と感じることがあります。でも慣れてくると、今度は自分の国の食事を「甘すぎる」「辛すぎる」と感じるようになる。これは味覚の解像度の問題です。和食もそうですが、繊細な味を感じ取るには、それに慣れる必要がある。お茶も同じで、繊細さを感じ取れるようになって初めて、違いが分かるようになる。だから、「苦い」「渋い」くらいの言葉で止まってしまうのは、ある意味自然なことだと思います。

プロはどう説明し、どう伝えているのか

では、こうした“わかりにくい”お茶を、どうやって伝えていくのか。茶師としては、難しくするのではなく、むしろ“簡単にする”方向に考えています。

茶師の頭の中(どう判断しているか)

味を言語化するとき、昔はプロ同士で使う専門的な言葉がありました。ただ最近は、それもあまり分けていません。ひらがなで伝わる言葉。それを意識しています。業者同士では共通言語がありますが、それはあくまで時短のため。お客様に伝えるときに難しい言葉を使っても、伝わらなければ意味がない。だから、できるだけ同じ言葉で、シンプルに伝えるようにしています。

初心者への伝え方

流芳園のお茶は、上下関係をあまり作っていません。「このお茶の上位版がこれ」という売り方はしていないんです。それぞれ違うものを売っている。例えば、しっかりした味わいが欲しければ「玉誉」。軽くてたくさん飲みたいなら「熱湯玉露」こういうふうに、シンプルに選べるようにしています。正直に言うと、流芳園のお茶が分かりにくいのは、ネーミングと中身が一致していないところもあります。なので、「温玉誉」など、分かりやすい表現にしていくことも考えています。


わかりにくさとの付き合い方

お茶は「わかるもの」にするべきか、それとも「感じるもの」でいいのか。これは難しい問題です。業界としては、言語化が進んだ方が、ブレンダーとしての楽しみは増えると思います。一方で、「日常茶飯事」としてシンプルに飲まれている状態も、すごく良いものです。例えばコカ・コーラは一本化されていて、世界中で同じ味を楽しめる。一方でワインは、多様性の中で楽しむ文化。お茶は、その間にある存在だと思っています。抹茶はどちらかというとコーラに近づいている。でも、それを分けて楽しめるようになると、もっと面白くなるはずです。

流芳園がおすすめするお茶とは?

お茶がわかりにくいのは、決して悪いことではありません。それだけ繊細で、奥行きがあるということでもあります。まずは難しく考えず、自分が「いいな」と感じる一杯を見つけていただきたい。その上で、少しずつ違いが分かってくると、お茶の楽しみは広がっていきます。流芳園では、それぞれの好みに合わせて選べるよう、いくつかの方向性のお茶をご用意しています。迷ったときは、ぜひお声がけください。お茶は、分かろうとするものでもあり、感じるものでもある。そのどちらも楽しんでいただければと思います。

手摘み玉露【てづみぎょくろ】

手摘み玉露は、丁寧に茶葉を手摘みすることで生まれた、
柔らかみのある舌触りと上品な旨味が特徴。
うっすらと乳白の濁りが感じられる水色は、
濃厚な旨味が凝縮されたもので玉露本来の深い甘みと余韻を感じていただけます。


茶種:玉露
料金:3,315円 / 66g(税込)

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玉露 甘露【かんろ】

流芳園の甘露

玉露本来の甘さと共に、果実のような香味がしっかりと口の中で感じられます。
また、玉露の芯の部分を贅沢に使用することで、
上品な香りと柔らかみのあるコクを合わせ持った贅沢な玉露となっています。

茶種:玉露【機械刈り玉露ベースの玉露】
料金:2,160円 / 66g(税込)

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オリジナル玉露 玉誉【たまほまれ】


「オリジナルブレンド 玉誉」はどのようなお茶?

“淹れ易く美味しいお茶”と新茶期にはお客様からご期待のお声が最も多い人気のお茶。
口当たりは軽く爽やかで柔らかみのあるコク、ほんのり緑っぽい黄色、奥地に広がる緑茶の豊かな味わいが心地よいリッチテイスト。一葉一葉をムラなく丁寧に火入れ加工。玉露系の爽やかで甘みのある若芽の冠茶(かぶせちゃ)、それにコクのある茶葉を合わせることで凝縮された香味と濃度感をつくります。
「淹れ易くて、おいしい玉露を作ってみたら?」とそんな先代(七代目)の遊び心を真剣にカタチにしたことで誕生しました。覆いの利いたモノをブレンドし、芳醇な香りと甘みが広がります。
彩りに満ちた味わいを…。

茶種:オリジナル玉露
料金:1,080円 / 70g(税込)

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オリジナル玉露 熱湯玉露【ねっとうぎょくろ】

■「オリジナルブレンド 熱湯玉露」はどのようなお茶?

ほどよい甘みとさっぱりした味わい。
若き日の先代(七代目)が茶づくりを学んでいた頃、仕上機・乾燥機も技術革新され、
ブレンド技術に加え、仕上げ加工においても様々な提案が可能になっていました。
そんな中でも流芳園は変わることなく伝統的な茶づくりを続け、
先代は「誰からも愛され飽きのこない爽快で味わいのあるお茶」
という想いを持って、茶をつくっていました。
そして、その足がかりとなるお茶「簡単」で「美味しい」を目指し作りあげたお茶が「熱湯玉露」。
当園にとっては初めて取り組んだ現代的な味わい、
「熱めのお湯でサッと淹れられ、お手軽で美味しい」定番です。
茶種:オリジナル玉露
料金:648円 / 70g(税込)

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オリジナル玉露 玉翠【ぎょくすい】

「オリジナルブレンド 玉翠」はどのようなお茶?

お茶がはやく飲みたくてたまらない感じにさせる明るい黄緑の水色とフレッシュな甘味が特徴。
艶があり明るい生育状態の良い茶葉に遠赤外線乾燥機で乾燥(火入れ)加工し、爽やかな香りを残し底味に丸みを持たせ、渋味とうま味がやさしく融合した茶葉が出来上がる。
それは「乾燥(火入れ)加工の高等技術」一つ一つ丁寧に熱でコーディングするように火入れします。
棚下でしっかり覆いの利いた茶葉とブレンドすることでフレッシュな香味に深みが生まれます。

茶種:オリジナル玉露
料金:864円 / 70g(税込)

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オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】


「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶?

流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。
夕誉は、八代目園主 谷口善右衛門がひたすらお茶と向き合い、多くの材料、数々の試作を繰り返し作り上げた、従来の緑茶のイメージを覆す全く新しい緑茶。
天候と芽の動きから摘採のタイミングを見極めることで若芽に摘採することができ、若芽の茶をミル芽いい、そのミル芽(若芽)の旨味と充分な肥培管理をすることで作られる養分の旨味、独自の精選加工を施し、微量の高級宇治抹茶をあしらえることで凛とした香味が生まれます。
その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。

茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 70g(税込)

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
オリジナル玉露は、家庭や職場で新たなコミュニケーションツールとしても活用できるため、多くの方々に試していただきたい一品です。このお茶を通じて、新しい働き方や生活スタイルを豊かに彩ることができます。

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