“茶農家が選ぶ至高の一杯: 地元のお茶で織りなす至福の時間”

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

お茶は世界中で愛され、その魅力は千差万別です。
茶葉の種類や産地、製法によって、さまざまな風味や香りが楽しめます。
そして、それは我々茶農家にとっても例外ではありません。
我々が日々愛飲しているお茶には、茶農家のこだわりや好みが反映されています。

今回は「茶農家が飲むお茶」に焦点を当て、
我々が日常的に楽しんでいるお茶の種類や風味、
茶農家が愛するお茶の背後にある物語やその魅力について御紹介いたします。

「茶農家が日常的に楽しんでいるお茶の種類や風味は?」
「茶農家のコミュニティやお茶休憩の文化とは?」
今回はこういった疑問に茶農家の視点から探求していきます。

本記事から分かること

 ・茶農家にとってのお茶とは

 ・茶農家の味覚と好み

 ・茶農家のコミュニティとお茶の文化

 ・流芳園オススメのお茶の紹介

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

茶農家にとってのお茶とは?

お茶を飲むシーンは、リフレッシュやちょっと一息つきたいときなど、
様々な場面で見られます。実は、これは皆様同様に茶農家も同じなのです。

ではお茶の専門家である茶農家は普段どんなお茶を飲んでいるのか、
我々茶農家が日常的に楽しんでいるお茶の種類や風味、
そしてその選択に対する理由やこだわりをこれから解説していきますね。

茶農家は普段どんなお茶を楽しんでいるか

茶農家が日常的に愛飲するお茶は、どのような種類が主流なのでしょうか?
あるいは世間とは全く違ったお茶文化が存在するのでしょうか?
これらの疑問に迫るために、茶農家のお茶の世界を深く探求していきましょう。

茶農家にとってのお茶の需要


茶農家は、精選加工をする前の荒茶を製茶します。
荒茶とは、茶葉(針のようで黒い葉っぱの部分)や
茎や粉が分けられる前の状態の呼称です。
我々、プロが扱う一つひとつの素材であり、部品のようなものであるといえます。

茶農家では、この荒茶を熱めのお湯で急須で飲むのが一般的です。
また、夏場は茶こし付きのポットを使って水出し茶にもされております。
オフシーズンである冬場には、来客時などは、ゆっくり湯さましをして、
濃度感のある旨味たっぷりの味わいでおもてなしをしてくださいます。

茶時期が始まると、農家は大忙しです。
茶農家は、お茶を愛飲している方が多いです。理由は、しゃべってくれない自然が相手の仕事、数多くの事に気を遣いながら作業を行わなくてはなりませんので、リラックス効果のある緑茶を飲むことが重要です。緑茶特有の旨味成分・テアニンには緊張や不安などをしずめ心身ともにリラックスした状態に導いてくれるヒーリング効果があるといわれております。

抗菌作用もございますので爽快な気分で休憩後の仕事ができる、
また、畑仕事の合間に飲むお茶もおいしいです。この時は、急須でマイマグボトルにお茶を淹れておくことで香りの良いお茶が味わえます。

ウォーキングやハイキング時などでも、自然の中で緑茶を味わうことでより一層おいしく、そして爽快に感じていただけるのではないでしょうか。

茶農家の味覚と好み

茶農家が、茶のシーズン中にゆっくり湯さましをしてお茶を味わう時間は少なく、やはり熱めのお湯でササッとお茶を淹れられることが大切。このように急いでいるときに荒茶のように茎が入っているお茶は淹れやすいです。

茎は、味わいは薄いのですがアミノ酸の含有の比率が高く、
味わいの強い茶葉の渋みや苦みを緩和してくれます。

少し感じることができる茎の香りとまろやかな味わいの荒茶を飲んで、
畑仕事に励んでおります。

茶農家のコミュニティやお茶休憩の文化

茶農家の生活は、お茶を中心とした独特の文化と深く結びついています。
お茶は茶農家にとって単なる飲み物ではなく、生活や文化の一部であり、
茶農家コミュニティの絆を深める大切な要素でもある点をご紹介します。

お茶を通じて形成するコミュニティ


実は、摘み子さんやお百姓さんは会社の同僚のようなコミュニティで、
休憩の際にはティータイムを楽しんでおられます。

「夏も近づく八十八夜~♪」と歌もあるように茶摘みシーズンは4月下旬~6月初旬となりますので、終盤には手摘み玉露で水出し茶を振舞われることもあるとか。大自然の中で作業の合間にのブレイクを甘ーい手摘み玉露で水出し茶、さらに自分たちが摘んだお茶を茶畑で味わうことができるのですから贅沢ですね。茶畑の休憩時間は、笑顔がこぼれいてます。

茶摘みは、重労働ということもあり近年では摘み子さんが減ってきています。しかし、大自然の中でおいしいお茶でブレイクタイムを楽しめることもあって、翌年も摘み子さんとして戻ってきてくださるのかな、なんて思っています。

皆様もキャンプしたり、公園に遊びに行ったときの休憩に冷たい水出し茶やご自身のお好みの茶葉をマイマグボトルに入れて、喉を潤してみてください。

お茶と地域の文化について


昔から茶畑や山での仕事が多かった宇治田原町では、茶汁(ちゃじる)とよばれる昼食が存在したと聞いています。

茶汁とは、農作業の合間に屋外でも手軽に作ることのできる汁もの。茶農家が山間の茶畑へ作業に行く際に飲むために持参するお茶を使用した茶汁を食べていました。お椀に味噌、身欠きニシンや乾燥タラといった持ち運びしやすい魚類、手近な畑でとれた青菜を入れ、そこにお茶を注いで完成。
味付けや具材は、作る人によってさまざまです。

お茶漬けとよく似ています、荒茶でお茶漬けをすると茎の香りと甘みがプラスされ、美味しいです。

最近では、水出し茶でお茶漬。そして、茶農家の方から習ったレシピですが、余った水出し茶と冷や飯をミキサーにかけて、冷蔵庫で2時間程度冷やすと、「水出し茶がゆ」ができます。手軽で美味しく、夏バテで食欲が落ちてくる暑い時期に最適。

流芳園がおすすめするお茶

本日ご紹介させていただいた茶農家が飲むお茶の中で
流芳園が販売するお茶の一覧から、
特におすすめのお茶をピックアップして紹介しますね。

素朴仕立 友白髪【ともしらが】

清涼感、抹茶のような香り、コクのある味、マイルドな味わいなど、
バランスが効いている茶葉になります。
初心者の方でも淹れやすいお茶になるので、
お茶を嗜んでみたいと思っている方にはとてもオススメの商品です。

「水出し茶」にもおすすめの万能茶。

茶種:素朴仕立(かぶせ茶)
料金:864円 / 88g(税込)

友白髪の購入はこちらから

素朴仕立 白折【しらおれ】

宇治玉露の呼び名で知名度が高い、
宇治田原産の上質な茶葉と茎を使用しております。
「果実のような味わいでのみごたえのあるお茶」をコンセプトに作っており、
素材の良さを生かした、まろやかな甘味が口の中に広がることでしょう。

しっかり湯さましして、飲むと非常にお茶の甘味が感じられます。テアニンが多く入っているといえます。もちろん、「水出し茶」にもおすすめ。

茶種:雁が音(玉露)
料金:1,080円 / 88g(税込)

素朴仕立 白折の購入はこちらから

素朴仕立 稀頭【まれがしら】


黄色い煎茶で、お茶らしい清涼感のある香りと後味のすっきりさが特徴です。
初々しい露天栽培の生葉を収穫し、浅く蒸して製茶しております。

そのため、爽快な香りだけでなく、
煎茶としての旨味も同時に味わっていただける逸品となっております。

熱いお湯で淹れることで香りを楽しむことができ、
またお茶漬けに使用するお茶として大変おすすめです。

茶種:素朴仕立(煎茶)
料金:648円 / 88g(税込)

稀頭の購入はこちらから

秘園の露【ひえんのつゆ】

流芳園の秘園の露

手摘み玉露「秘園の露」は、丁寧に一葉一葉摘むことで生まれる柔らかい舌触り。
こちらの手摘み玉露を水出し茶や氷出し茶にして飲むことで冷ややかで甘い、味わいをご堪能いただけます。

「水出し茶」「氷出し茶」にすると非常に贅沢です。こちらは、テアニンが非常に多く、人肌程度に湯さましして、多めの茶葉でゆっくり淹れて飲むことで、まったりとしたお茶の甘味と手摘みならではの柔らかい舌触りが感じられます。

茶種:玉露
料金:3,240円 / 80g(税込)

秘園の露の予約購入はこちらから

まとめ

いかがでしたでしょうか?
日々の労働や生活の中で心地よい一時を過ごす秘密の鍵、それがお茶です。
本ブログでは、お茶の専門家である茶農家さんが日々楽しまれているお茶に
ついて解説させていただきました。

このブログを通じて、茶農家さんたちの世界に少しでも近づき、
茶畑の風景に囲まれているのをイメージしながら
一杯のお茶がもたらす幸せなひとときを共有できたら幸いです。

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