“急須の魅力: 日本茶を愛する旅人への案内”

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

急須、日本茶の儀式の一環として深く根付いた美しい器具です。
この記事では、急須の由来とその魅力に迫りながら、
なぜお茶を淹れる際に急須が不可欠なのかについて探っていきます。
また、茶葉の商品紹介も行い、
あなたのお茶タイムをより豊かにするアイデアを御紹介いたします。

「急須ってなんのためにあるの?」
「急須と茶葉の組み合わせによって生まれる至福のひとときとは?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・急須の歴史と魅力とは

 ・急須と茶葉の楽しみ方

 ・流芳園オススメのお茶の紹介

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

急須の歴史と魅力とは?

お茶を淹れるのに欠かせない急須。その起源や必要性に加えて、
お茶を淹れる際になぜ急須が必要なのか?という疑問に迫り、
日本茶文化の中で急須が果たしてきた役割と意義を解説していきますね。

急須の起源と必要性

日本における急須の歴史については、
緑茶とともに発展してきたものであると考えます。

緑茶は、江戸時代に当地 宇治田原において永谷三之丞(宗円)さんが
つくられたものとされ、それが江戸時代中期でした。
そして、お茶の流通に大きく貢献したのが売茶翁(ばいさおう)、
文化人を中心に広まったといわれています。その後、
高度成長期である昭和30年頃から一般家庭に普及してまいりました。

【喫茶トリビア】
急須とは、生まれはもちろん中国で、
泡茶の広がりとともに使用された茶器であるとされ、
後には、茶壷という呼び方が広まった為、
中国の文献では急須という言葉は見られず日本のみに残っています。

それでは「なぜ急須が必要か?」
急須は、お茶の風味を気分や茶葉に合わせて最適に表現できるからです。

浅蒸の煎茶を淹れるとわかりやすいです。
茶葉の量、湯の量、湯温、抽出時間が最適であった時の味わいは、
今のところティーバッグでは再現できていません。
もし、その日の気分にピッタリ合わせて、
急須で浅蒸の煎茶を淹れることができたなら、最高の一日がスタートします。

急須で美味しく淹れられた煎茶の余韻は特別で長く持続してくれます。
仕事やレジャーの出発前にぜひ一度お試しください。

急須の魅力と種類

日本のお茶文化とともに変化してきた急須ですが、
実は、素材によって味わいが変わるということをご存知でしたか。

①焼締急須

適度な渋みになる。
還元焼成という焼き方でつくられた急須、
萬古焼や常滑焼があります。
価格的には、安いとは言えませんがデザインも多く、
味わいを考えるとコスパがいいともいえます。

②金属アルミ製急須

熱伝導率が非常に良いことが特徴ですが、渋みは全くなくならない。
茶葉の味わいを直に、そのまま味わいたいという方におすすめです。

③ガラス(表面がガラス質)の急須

渋みがやや減少します。
スタイリッシュで、しっかりと選べば好みのデザインを備えた上で
用途も満たされているものを探し当てることができると思います。

④陶器質で吸水性のある急須

渋みが大きく減少する。
陶器の素地感があり、少しざらついた手触りのものや朱泥の急須など。
酸化焼成という焼き方で、酸素の多い状態で焼きます。

以上から、茶葉の味わいから「渋いお茶」や「甘いお茶」の味わいをチョイスし、更に急須の選択肢から、極めて甘いお茶や極渋茶、または渋いお茶を少しまろやかにするなど、様々な調整が可能であることが想定できます。

渋みの強度を調整できるというお話ですので、
旨味はどちらの急須を選んでいただいても変化はしないと考えられます。

ぜひ、ご自身に合った茶葉、そして急須を試してベストチョイス見つけてください。

参考資料:月間「茶」2010/1月号(三重県工業研究所 窯業研究室 稲垣順一、西川孝)

急須と茶葉の楽しみ方

急須を使ったお茶の淹れ方や、その楽しみ方について紹介します。
急須がもたらす独特の淹れ方の楽しさや、
お茶の香りや味わいを存分に楽しむ方法を探ります。

急須の使い方

これかなと思った茶葉と急須を購入しましたら、
もちろん試してみたいですよね!

創業200余年の日本茶専門店である流芳園が教える、
美味しい煎茶の淹れ方について紹介します。
ぜひ皆さん、一度やってみていただき慣れてきたら、
色々とアレンジもしてみてください。

3人分の淹れ方をご案内させていただきます。

準備するもの

① 急須
② 湯呑3つ ※80ml
③ 大さじ(無ければカレースプーン)
④ 沸騰させたお湯100°Cで200cc
⑤ 布巾(フキン)


美味しく淹れるポイント

■ポイント1
 お湯の温度が高すぎると渋味が出てしまいますので、
 ひと冷まし(約80°C)することがポイント。
 ※沸騰させたお湯を一度何かの器に移し、
  夏季で5~8分、冬季であれば2~3分程度待つと「80°C」程度になります。

■ポイント2
 回し注ぎ。
 ※回し注ぎとは、「1・2・3と注ぎ3・2・1と戻りながら注ぐ」、
  これを繰り返して均一の味わいにする注ぎ方です。

煎茶の美味しい淹れ方

① 80mlの湯呑を3つ用意し、熱湯を湯呑3つに8分目程度まで注ぎ分け、
  今度はそのままの状態で数分待ちます。

② お湯が冷める時間は、環境で違います。
  夏季で5~8分、冬季であれば2~3分程度待つと「80°C」程度になります。

③ 次に急須へ茶葉を大さじ2杯(カレースプーン代用可)入れ、
  3つの湯呑から湯さましした80°Cのお湯をすべて急須へ注ぎ入れます。

  一煎目は1分待ち、待っている間に湯呑の水滴をふき取っておきます。

■check1
 もしも、時計が無い場合は、お湯を入れて10秒ぐらいしたら、
 掌で急須の蓋を上から覆うようにし、蓋から温かさを感じてきた時が頃合いです。

④ 出来上がった煎茶(浸出液)を注ぐ前に、急須(の底と蓋)の平行を保ったまま、直径20センチ程度の円を描くように軽くひと回して、回し注ぎで注ぎ分けます。
  そして、最後の一滴まで絞り切ることで二煎目も美味しく味わっていただけます。

⑤ それでは一煎目を召し上がってください。

■check2
蓋は、お茶が蒸れないように少し開けておいてください。

二煎目以降の飲み方は?

ここでは、最初に一度沸騰させ、放置していた電気ポットのお湯を使用します。
すでに湯さましができており、気を付けるのはお湯の量だけ。

① 急須の中の茶葉の状態を確認し、茶葉が1センチ浸る程度お湯を入れます。

② 待ち時間は先程の半分で充分、30秒待ってください。

③ そして今度は、湯さまし器に二煎目の煎茶(浸出液)を注ぎ入れた後に、
  3つの湯呑に注いでください。

④ 二煎目以降を召し上がってください。

流芳園がおすすめするお茶

本日ご紹介させていただいた急須で飲むお茶の中で
流芳園が販売するお茶の一覧から、
特におすすめのお茶をピックアップして紹介しますね。

流芳園【りゅうほうえん】

流芳園の流芳園

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。

茶種:煎茶
料金:1,620円 / 80g(税込)

流芳園の購入はこちらから

煎茶 特撰【とくせん】

流芳園の特撰

「特撰」は、目利きの技術を使用し、
品質の良い茶葉を見極めつつ、バランスの良いお茶を作っております。

また、目利きの技術以外にも、
ブレンドの技術と、仕上げの加工技術も使用しているため、
流芳園の技術の結晶とも呼べるお茶と言えるでしょう。


「特撰」は熱めのお湯でも美味しく淹れることができるため、
お茶に詳しくない方でも淹れやすいお茶となっております。
普段使いにもぴったりです。

茶種:煎茶
料金:1,080円 / 88g(税込)

特撰の購入はこちらから

素朴仕立 友白髪【ともしらが】

清涼感、抹茶のような香り、コクのある味、マイルドな味わいなど、
バランスが効いている茶葉になります。
初心者の方でも淹れやすいお茶になるので、
お茶を嗜んでみたいと思っている方にはとてもオススメの商品です。

茶種:素朴仕立(かぶせ茶)
料金:864円 / 88g(税込)

友白髪の購入はこちらから

素朴仕立 稀頭【まれがしら】


黄色い煎茶で、お茶らしい清涼感のある香りと後味のすっきりさが特徴です。
初々しい露天栽培の生葉を収穫し、浅く蒸して製茶しております。

そのため、爽快な香りだけでなく、
煎茶としての旨味も同時に味わっていただける逸品となっております。

熱いお湯で淹れることで香りを楽しむことができ、
またお茶漬けに使用するお茶として大変おすすめです。

茶種:素朴仕立(煎茶)
料金:648円 / 88g(税込)

稀頭の購入はこちらから

まとめ

いかがでしたでしょうか?
茶葉の香りや味わいが広がる至福のひとときを求めて、
ぜひ急須と茶葉の組み合わせをお試しください。
急須セットやおすすめの茶葉をご購入いただければ、
自宅でも本格的なお茶の時間を楽しむことができます。
日本茶の奥深さを堪能し、心安らぐひとときをお楽しみください。

>宇治茶の通販 京都 りゅうほうえん

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