【特別】一年で一度しか取れないお茶!新茶を大紹介!

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

寒い日が続きますが、
茶農家さんは来年度の収穫に向けて、
茶園を整理しているところでございます。

冬が過ぎ、春になれば、新茶の時期です。

今回は新茶について説明していきますね!

「新茶ってどんなお茶?」
「どんな味や香りがするんだろ?」
「新茶の美味しい淹れ方は?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・新茶とはどういったお茶なのか

 ・新茶の味や香りなどの特徴

 ・新茶ならではの美味しい淹れ方

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

新茶ってどんなお茶?

新茶はどんなお茶で、いつの時期に収穫され、
味や香りの特徴は一体何なのでしょうか。

一つずつ解説していきますね!

新茶とは、その年の一番初めに収穫されたお茶のこと

新茶とは、その年の一番初めに収穫されたお茶のこと。
※正確には、その年に出た芽を収穫された茶を製茶したお茶。

新茶は、一番茶のことですが、新茶と呼ぶのは6月まで。

それ以降は、その年度につくられた一番茶であっても
新茶とは表現しなくなっていきます。

初々しい香りと味わいは、この時期だけの特別なもの。

京都では、5月初旬の八十八夜頃に採れたお茶が
味も香りも良いと昔からいわれております。

収穫時期は、5月上旬ごろ

茶の木は、(前年の)製茶期を終え、
翌年にもまた美味しいお茶が採れるようにと、ケア (care)をして、
寒い冬の間エネルギーをしっかりと溜め込んで、春に芽を出します。

桜が開花する頃に新芽が出始め、約35日後には摘み取れるまで成長します。

一芯二葉(いっしんによう)摘みの茶
※一芯二葉とは、ひとつの芽と下にある2枚の若葉を摘み取ることの意味。

茶種や圃場の環境によって、最適な摘み取りの時期は様々ですが、
旬(適期)に採れた新茶は非常に美味しいです。

味わいは若く初々しい、爽やかな香りが特徴

新茶は、旬の初々しい香りと味わいが楽しめます。

新茶期の香りと味は、若く初々しい香りと渋み、
そしてフレッシュな甘み(旨味)を併せ持つ、
新茶は秀逸な高級緑茶といえます。

そしてお茶は、秋を越し、円熟した大人の味わいとして感じられるようになる。

しかし、新茶の味わいと余韻は、この時期にしか味わえない特別なもの。

若く初々しい味をじっくりとご堪能ください。

新茶の美味しい淹れ方をご紹介!

特別なお茶である、新茶。

新茶ならではの美味しさと香りを最大限に引き出したいですよね。

お次に、新茶の美味しい淹れ方を説明していきます。

今回は、3人分の淹れ方をご案内させていただきます。

準備物するもの

① 急須
② 湯呑3つ ※80ml
③ 大さじ(無ければカレースプーン)
④ 沸騰させたお湯100°Cで200cc
⑤ 布巾(フキン)
⑥新茶(茶葉)

新茶を美味しく淹れるポイント

■ポイント1
 湯温が高いと渋味が出てしまいますので、
 ひと冷まし(約80°C)まで湯さましをすることがポイントです。
 ※沸騰させたお湯を一度何かの器に移し、
  5~8分待つと「80°C」程度になります。※冬季であれば2~3分

■ポイント2
 回し注ぎ。
 ※回し注ぎとは、「1・2・3と注ぎ3・2・1と戻りながら注ぐ」、
  これを繰り返して均一の味わいにする注ぎ方です。

新茶の美味しい淹れ方

① 80mlの湯呑を3つ用意し、熱湯を湯呑3つに8分目程度まで注ぎ分け、
  今度はそのままの状態で数分待ちます。

② お湯が冷める時間野目安としては、
  5~8分程度待つと「80°C」程度になります。※冬季であれば2~3分

③ 次に急須へ新茶(茶葉)を大さじ2杯(カレースプーン代用可)入れ、
  3つの湯呑から湯さましした80°Cのお湯をすべて急須へ注ぎ入れます。

一煎目は1分待ち、待っている間に湯呑の水滴をふき取っておきます。

■check1

もしも、時計が無い場合は、お湯を入れて10秒ぐらいしたら、
掌で急須の蓋を上から覆うようにし、蓋から温かさを感じてきた時が頃合いです。

④ 出来上がった新茶(浸出液)は急須から回し注ぎで注ぎ分けます。
  そして、最後の一滴まで絞り切ることで二煎目も美味しく味わっていただけます。

⑤ それでは一煎目を召し上がってください。

■check2

蓋は、お茶が蒸れないように少し開けておいてください。

■二煎目以降の飲み方は?
ここでは、最初に一度沸騰させ、放置していた電気ポットのお湯を使用します。
すでに湯さましができており、気を付けるのはお湯の量だけ。

⑥ 急須の中の茶葉の状態を確認し、茶葉が1センチ浸る程度お湯を入れます。

⑦ 待ち時間は先程の半分で充分、30秒待ってください。

⑧ そして今度は、湯さまし器に二煎目の新茶(浸出液)を注ぎ入れた後に、
  3つの湯呑に注いでください。

⑨ 仕上げは、茶殻(ちゃがら)にポン酢をかけてご笑味ください。


新茶は、旬の新鮮な味わいを楽しんでいただけます。

しかし、お体に合わない方や、普段は問題なくても体調の悪い時などは、
ご注意ください。
まずは、少量からお試しいただくのが良いかもしれません。

この新茶が、間違いなし!

流芳園で販売している新茶の商品をピックアップして、
ご紹介します!

それぞれ味わいが違って美味しいので、
自分に合った商品を選んでみてくださいね。

煎茶 流芳園【りゅうほうえん】

流芳園の流芳園

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。

茶種:煎茶
料金:1,620円 / 80g(税込)

流芳園の購入はこちらから

素朴仕立 稀頭【まれがしら】

流芳園の稀頭

黄色い煎茶で、お茶らしい清涼感のある香りと後味のすっきりさが特徴です。
初々しい露天栽培の生葉を収穫し、浅く蒸して製茶しております。
そのため、爽快な香りだけでなく、
煎茶としての旨味も同時に味わっていただける逸品となっております。

茶種:雁が音(煎茶)
料金:648円 / 80g(税込)

稀頭の購入はこちらから

新茶予約受付 京都産『七代』【ななだい】

新茶 京都産 『七代』は八代目 園主 谷口善右衛門 謹製。
京都山城地方の上質茶葉を使用、華やかな香りの余韻が清々しいお茶。
この季節ならではの本格的な宇治茶の香りを凝縮した一品。

茶種:煎茶
料金:1,188円 / 50g(税込)~

【新茶予約受付】京都産『七代』の購入はこちらから

生しんちゃ【なましんちゃ】

苦くやわらかい新芽のことをミル芽といい、その独特の香りはミル芽香と呼ばれ、
柔らかみのある上品な香りが特長。甘味のある新鮮な香りと美しい水色が
とても鮮やかなお茶。

茶種:煎茶
料金:1,080円 / 75g(税込)

生しんちゃの購入はこちらから

まとめ

いかがでしたでしょうか。

新茶を飲むことができる時期は限られておりますので、
ぜひ新茶の美味しさをご堪能いただきたいです。

また、新茶を熟成した「蔵出し茶」についても、
以下の記事でご紹介しております。

新茶を飲んで、一年間また頑張っていきましょう!

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