こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。
抹茶ラテは、抹茶の香りとミルクのまろやかさが溶け合う、日本発のモダンドリンク。忙しい日々の中でほっと一息つけるこの一杯は、今やロンドン、ニューヨーク、メルボルンなど世界中のカフェで愛される存在になりました。けれど、抹茶ラテの人気の背景には、「本来の抹茶の魅力をもっと知りたい」という気持ちも隠れているのではないでしょうか。この記事では、抹茶ラテがなぜ人々を惹きつけるのか、そしてその先にある“伝統的な抹茶の味わい”について、りゅうほうえんの視点からお話しします。
☑本記事から分かること
・抹茶ラテの魅力と、その奥にある伝統
・世界が注目する抹茶と、流芳園の想い
・流芳園オススメの玉露の紹介
☑記事の信頼性

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗
・創業200余年の日本茶専門店
・農林水産大臣賞を複数回受賞
抹茶ラテの魅力と、その奥にある伝統
抹茶ラテは、古くからの日本茶文化を現代のライフスタイルに溶け込ませた飲み方のひとつ。
ここでは、抹茶ラテの魅力と、それを支える“抹茶という素材の力”に焦点をあててみましょう。
日本の茶文化から生まれたモダンスタイル
抹茶ラテは、日本の茶文化から派生した現代的な飲み方です。伝統的な抹茶を、ミルクと組み合わせることで親しみやすくアレンジし、若い世代や海外の人々にも愛されるようになりました。世界的な健康志向の高まりもあり、抹茶に含まれるカテキンやテアニンも注目されています。“心を落ち着けるグリーン”として、抹茶ラテはコーヒーに代わる新しいカフェタイムの定番となりつつあります。
抹茶とミルクの調和が生む新しい味
抹茶ラテの魅力は、抹茶のほろ苦さとミルクの甘みが絶妙に溶け合う点にあります。抹茶の深みをミルクが包み込むことで、飲みやすく、それでいて奥行きのある味わいが生まれます。実は、抹茶の品質が高いほど、その香りや苦味、後味のバランスが際立ちます。つまり、ラテの美味しさは“抹茶そのものの質”によって大きく変わるのです。一杯の抹茶ラテの中にも、伝統の技と茶葉の力が息づいています。
【抹茶ラテの作り方】

ここでご紹介する抹茶ラテの作り方のポイントは、ミルクと抹茶の風味を味わうことに重点を置き加糖はなし、そして家庭の食器棚にありそうな器具を使います。ただし、例外としてハンドミキサーは100円均一で購入したものを使わせていただいております。また、ハンドミキサーが無いときは、ミキサーなどでご対応いただければと思います。
準備物:抹茶(雲上の鶴)・ティーカップ・ハンドミキサー・ミルク・スプーン(小鉢※スプーンが汚れるので作業の際に便利)・計量器・お湯(沸騰※水筒)・布巾(ミルクや抹茶がこぼれるた時に使用)








1.抹茶をティースプーン山盛り一杯(2.5グラム)計量します
(ポイント:加糖される際にはこのタイミングで砂糖を3~5グラム入れます)
2.お湯を50cc計量します
3.抹茶を計量したティーカップに10~20cc程度お湯を抹茶にかけてペースト状にし、残りのお湯を入れ混ぜ合わせます。
(ポイント:後で温めるミルクが暖かいのでお湯が冷めることはそれほど気にしなくても大丈夫ですので、ある程度時間かけて混ぜてください)
4.ホットミルクは、電子レンジ600ワットで1分30秒温め、ハンドミキサーなどで泡立てます
(ポイント:ミルクの中にハンドミキサーの先をしっかり差し込んでミキサーを可動させ泡立てます。ミキサーを先に稼働させてミルクに入れるとミルクが飛び散りやすいので注意してください。)
5.泡立てたミルクをティーカップに注ぎ、出来上がり
《3.抹茶とお湯を混ぜ合わせる際のポイント》



混ぜる時のコツは、練るようなイメージで混ぜると照りがでやすくきれいな抹茶ができます。

以上、この状態から「4.ホットミルクを泡立てる」の作業に移ってください。また、ある程度に作業していただいてもダマは少し残ってしまいますが抹茶ラテは時間をかけて飲まれることが多いので底に残っているダマも飲み終えられる頃にはなじんでおりますのでそれほど気にしなくても問題ないように思います。
《複数人の抹茶ラテをつくる際に便利な方法》



他の器(片口小鉢など)で抹茶とお湯(×人数分)を計量し、「(10~20cc)×人数分」程度お湯を抹茶にかけてペースト状にし、残りのお湯を入れ混ぜ合わせます。その後、ティーカップに抹茶を注ぎ分けます、一人分よりは時間はかかりますが一度に抹茶ができるので便利。
今回ご紹介した抹茶ラテの味わいは、甘みを抑え抹茶とミルクを別々に作ることで各々の味わいを楽しむことができます。また、抹茶とミルクを一緒に混ぜ合わせる方法もあります。その場合は、一体感が生まれることから同じ材料でも違った味わいを楽しむことができます。
抹茶ラテから広がる「お茶の世界」
抹茶ラテを通じてお茶の魅力に触れた人は多いでしょう。そのきっかけから、さらに“お茶そのもの”に関心を持つ方が増えています。湯を注いだ瞬間に立ちのぼる香り、ゆっくりと口に広がる旨味――。抹茶ラテの親しみやすさの奥には、千年の歴史を持つ日本茶の世界が静かに息づいています。抹茶を知ることは、日本の食文化を知ることでもあるのではないでしょうか。
世界が注目する抹茶と、流芳園の想い
抹茶ラテの人気は、いまや日本だけでなく世界中に広がっています。けれど、流芳園が伝えたいのは“流行”ではなく、“伝統の味の奥深さ”。抹茶ラテをきっかけに抹茶に興味を持った方へ、もう一歩先の味わいをお届けしたいと考えています。
抹茶ラテから、一服の抹茶へ
抹茶ラテで出会った抹茶の香りや苦味。その魅力をさらに深く味わいたい方には、ぜひ伝統的な抹茶をおすすめします。点てた瞬間に立ち上る香り、舌の上に残るやわらかな苦味、そして心を落ち着ける時間。ラテとは異なる、抹茶本来の静けさと奥行きがそこにあります。流芳園の抹茶は、茶師十段が吟味した茶葉を使用し、伝統の技で仕上げています。苦味と雑味は似ているようで、実はまったくの別物です。“上品な苦味”はお茶の奥行きを生みますが、“えぐみ”が強すぎると雑味と感じられてしまう。それをどう制御するかが、茶師の腕の見せどころです。苦味はただ抑えるのではなく、全体の味のなかでどう位置づけるかが大切です。
抹茶の楽しみ方は他にもございますのでこちらの記事も参考にしてください。
抹茶の常識を変える!?超簡単な抹茶の点て方をご紹介!
一般的な普通の抹茶の点て方についてはこちらの記事を参考にしてください。
抹茶とは?抹茶の種類や、美味しく抹茶を飲むポイントをご紹介します!
濃厚なお抹茶「濃茶」の抹茶の点て方についてはこちらを記事も参考にしてください。
実は抹茶は2種類!?濃茶を知ってみよう!
流芳園が届けたい「伝統の味」
世の中には、抹茶ラテ専用のブレンドや加工粉末も数多くあります。けれど、流芳園が大切にしているのは、“本来の抹茶の味わいを伝えること”。茶道にも使われる本格的な抹茶をそのまま味わってこそ、抹茶の旨味・香り・余韻を正しく感じることができます。抹茶ラテをきっかけに抹茶の奥深さに惹かれた方にこそ、この一服を味わっていただきたい――それが、流芳園の願いです。
抹茶以外にも広がる、流芳園の一杯
流芳園は、抹茶だけでなく、煎茶・玉露・ほうじ茶など、茶師十段が選び抜いた多彩な茶葉を取り扱っています。それぞれに異なる香りや旨味があり、季節や気分に合わせて選ぶ楽しみがあります。たとえば、煎茶の清々しい苦味で朝を迎え、ほうじ茶の香ばしさで一日を締めくくる――。そんな“小さな贅沢”を、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ & 流芳園オススメのお茶の紹介
抹茶ラテは、抹茶の魅力を知る入り口です。そこから一歩踏み込んで、本来の抹茶の深みを味わうことで、きっと新しい世界が見えてきます。流芳園がご提案するのは、流行ではなく、伝統の味。点てた瞬間に広がる香り、そして心を静める一服の時間を、ぜひ体験してみてください。また、当園では抹茶のほかにも、茶師十段が選び抜いた煎茶・玉露・ほうじ茶など、多彩な茶葉をご用意しています。抹茶ラテから始まった“お茶の旅”を、流芳園とともに広げてみてください。
雲上の鶴【うんじょうのつる】

昔ながらの製法である、藁(ワラ)などで被覆することによって、
完成した碾茶(抹茶の原料)を使用。
そうしてできた抹茶の香りは特別で、宇治抹茶伝統の生産技術のひとつ。
濃茶・薄茶ともに使用できる商品であり、
それぞれの淹れ方により味や香りが変わる高級な逸品。
茶種:抹茶
料金:2,300円 / 20g(税込)
鳳雲【ほううん】

希少な宇治碾茶の手摘み碾茶もブレンドすることで、香味に奥行きが加わり、
力強い香りとコクが出来上がります。
こちらも濃茶・薄茶ともに使っていただける品になっておりますので、
使い勝手の良いお抹茶となっています。
茶種:抹茶
料金:1,858円 / 20g(税込)
宇治抹茶 グリーンティー

宇治抹茶の上品な香りが漂い、
それに伴い良質な苦味と甘味がマッチしたスイートな味わいが特徴。
鮮やかなグリーンが涼しさと癒しを与え、
自然とやさしいニュアンスが懐かしく、夏を活かします。
ぜひ「グリーティー×リラクゼーション」の掛け合わせを体験してみてください。
茶種:グリーンティー
料金:454円 / 180g(税込)
玉露 甘露【かんろ】

玉露本来の甘さと共に、果実のような香味がしっかりと口の中で感じられます。
また、玉露の芯の部分を贅沢に使用することで、
上品な香りと柔らかみのあるコクを合わせ持った贅沢な玉露となっています。
茶種:玉露
料金:2,160円 / 66g(税込)
オリジナル玉露 玉誉【たまほまれ】

「オリジナルブレンド 玉誉」はどのようなお茶?
“淹れ易く美味しいお茶”と新茶期にはお客様からご期待のお声が最も多い人気のお茶。
口当たりは軽く爽やかで柔らかみのあるコク、ほんのり緑っぽい黄色
、奥地に広がる緑茶の豊かな味わいが心地よいリッチテイスト。
一葉一葉をムラなく丁寧に火入れ加工。
玉露系の爽やかで甘みのある若芽の冠茶(かぶせちゃ)、
それにコクのある茶葉を合わせることで凝縮された香味と濃度感をつくります
「淹れ易くて、おいしい玉露を作ってみたら?」と
そんな先代(七代目)の遊び心を真剣にカタチにしたことで誕生しました。
覆いの利いたモノをブレンドし、芳醇な香りと甘みが広がります。
彩りに満ちた味わいを…。
茶種:オリジナル玉露
料金:1,080円 / 70g(税込)
オリジナル玉露 熱湯玉露【ねっとうぎょくろ】

■「オリジナルブレンド 熱湯玉露」はどのようなお茶?
ほどよい甘みとさっぱりした味わい。
若き日の先代(七代目)が茶づくりを学んでいた頃、仕上機・乾燥機も技術革新され、
ブレンド技術に加え、仕上げ加工においても様々な提案が可能になっていました。
そんな中でも流芳園は変わることなく伝統的な茶づくりを続け、
先代は「誰からも愛され飽きのこない爽快で味わいのあるお茶」
という想いを持って、茶をつくっていました。
そして、その足がかりとなるお茶「簡単」で「美味しい」を目指し作りあげたお茶が「熱湯玉露」。
当園にとっては初めて取り組んだ現代的な味わい、
「熱めのお湯でサッと淹れられ、お手軽で美味しい」定番です。
茶種:オリジナル玉露
料金:648円 / 70g(税込)
煎茶 特撰【とくせん】

「特撰」は、目利きの技術を使用し、
品質の良い茶葉を見極めつつ、バランスの良いお茶を作っております。
また、目利きの技術以外にも、
ブレンドの技術と、仕上げの加工技術も使用しているため、
流芳園の技術の結晶とも呼べるお茶と言えるでしょう。
「特撰」は熱めのお湯でも美味しく淹れることができるため、
お茶に詳しくない方でも淹れやすいお茶となっております。
普段使いにもぴったりです。
茶種:煎茶
料金:1,080円 / 70g(税込)
素朴仕立 友白髪【ともしらが】

清涼感、抹茶のような香り、コクのある味、マイルドな味わいなど、
バランスが効いている茶葉になります。
初心者の方でも淹れやすいお茶になるので、
お茶を嗜んでみたいと思っている方にはとてもオススメの商品です。
「水出し茶」にもおすすめの万能茶。
茶種:素朴仕立(かぶせ茶)
料金:864円 / 70g(税込)
素朴仕立 稀頭【まれがしら】

黄色い煎茶で、お茶らしい清涼感のある香りと後味のすっきりさが特徴です。
初々しい露天栽培の生葉を収穫し、浅く蒸して製茶しております。
そのため、爽快な香りだけでなく、
煎茶としての旨味も同時に味わっていただける逸品となっております。
茶種:素朴仕立(煎茶)
料金:648円 / 70g(税込)
雁が音焙じ【かりがねほうじ】

「浅煎り」焙煎の雁が音焙じは、
お客様やご自身のティータイムなどにはゆっくり急須で淹れて、
香りを堪能することもできます。
さらに、暑い夏や冷たいものを飲みたいときには急冷して楽しめます。
水出し茶にも向いていますので、冷ややかな味わいがお好みの方にもおすすめです。
毎日の水分補給にピッタリ!
茶種:ほうじ茶
料金:648円 / 100g(税込)