こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。
私にとってブレンドは、単なる配合ではありません。クリエイティブな仕事です。つまり、思想です。
単一品種、単一産地ももちろん魅力はあります。でも私は、あえてブレンドを選びます。そこには量の確保という現実的な理由もありますし、銘柄ごとに引き継いできた味を守るという責任もあります。お茶は毎年違う。自然環境が違えば、茶葉の表情も変わる。そのズレを調整しながら、その年に一番いい形を作る。その積み重ねがブレンドという仕事です。今日は、私の頭の中を少しだけ言葉にしてみようと思います。
「外さない味はどう作るのか」
「挑戦はどこまで許されるのか」
今回はこういった疑問にお答えします。
☑本記事から分かること
・外さない味はどう作るのか
・挑戦はどこまで許されるのか
・流芳園オススメのお茶の紹介
☑記事の信頼性

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗
・創業200余年の日本茶専門店
・農林水産大臣賞を複数回受賞
外さない味はどう作るのか
「勝ち筋のあるブレンド」とは何か。それは、派手さではなく、外さないこと。そして毎年“去年以上”を目指すことです。
→日本茶専門店「流芳園」オフィシャル ショッピングサイトはこちらから基準はどこに置くのか
ブレンドを組むとき、最初に考えるのは予算です。どれだけ理想を描いても、価格帯を超えすぎれば商品にならない。その上で、銘柄ごとのパラメーターを確保します。【流芳園】なら、香りとうまみは絶対条件。【夕誉】なら、うまみ、香り、色、どれも妥協しない。だから落としどころは常に高い位置にあります。「外さない味」は、最初からハードルを高く置くところから始まります。
理論と勘、その両方
ブレンドは理論か勘かと聞かれますが、その両方です。お茶屋は毎年一年生をやっています。自然は毎年違う。寸分の狂いもなく再現することなどできません。だから茶師は毎年学び直しです。試作でおかしいと感じたら、途中段階という発想はありません。部品が悪い。つまりパーツの茶葉を見直します。数字と自分の舌がズレたらどうするか。私は舌を信じます。ただし、お客様の反応を必ず見る。お客様が主役だからです。
茶師についてはこちらの記事も参考にしてください。
茶師ってどんな仕事?必要スキルやこだわりについて解説!
毎年同じにしない理由
「去年と同じ味」にすることは目指していません。「去年と同じように喜んでもらえるか」を目指しています。昔は100点を正確に出そうとしていました。でもそれでは足りない。150点を狙わないと届かない。料理でいえば、去年と少し違う調味料を使う感覚です。自然が違うなら、作り方も変わる。それがブレンドの面白さです。
挑戦はどこまで許されるのか
ブレンドは守りの仕事でもありますが、同時に挑戦の仕事でもあります。ただし、私は“全部は攻めない”。
攻める味は、半分だけ出す
挑戦の象徴が【夕誉】です。構想から4〜5年かかりました。失敗は山ほどしましたが、出していません。一定レベルを超えないものは、お客様に出さない。挑戦は、見えないところでやる。表に出すのは、半分成功したものだけです。流芳園は安定型のブランドです。攻めるとしても半分まで。それ以上は出さない。
勝ち筋とは何か
私にとっての“勝ち”は、「昔のあれ良かったな」と言われないことです。何も言われない。あるいは「なんかええねん」「なんか今年いっぱい飲んでしまう」。そのくらいがいい。お客様が主役です。私が目立つ必要はありません。
継承という美学
茶師十段になっても、ブランドの軸は変わっていません。私がこの業界に戻ってきた根幹には、「三代で仕事がしたい」という思いがあります。歴史と時間を育み、時間とともに色んなものが染み込んでいく。それがブランドだと思っています。後継者に一言で伝えるなら「ブレンドは継承だ。続けること。
時間を味に染み込ませること」それが本質だと思います。
流芳園がおすすめするお茶とは?
流芳園のブレンドは、派手な挑戦型ではありません。でも、見えないところでは常に挑戦しています。外さない味を守りながら、去年より少し上を狙う。150点を目指す。その積み重ねが、「なんかええねん」と言ってもらえる一杯につながります。まずは定番から飲んでみてください。その中に、挑戦の半分がきちんと織り込まれています。それが、私の考える“勝ち筋のあるブレンド”です。
オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】

「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶?
流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。夕誉は、八代目園主 谷口善右衛門がひたすらお茶と向き合い、多くの材料、数々の試作を繰り返し作り上げた、従来の緑茶のイメージを覆す全く新しい緑茶。天候と芽の動きから摘採のタイミングを見極めることで若芽に摘採することができ、若芽の茶をミル芽いい、そのミル芽(若芽)の旨味と充分な肥培管理をすることで作られる養分の旨味、独自の精選加工を施し、微量の高級宇治抹茶をあしらえることで凛とした香味が生まれます。その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。
茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 70g(税込)
煎茶 流芳園【りゅうほうえん】

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。
茶種:煎茶
料金:1,620円 / 70g(税込)
素朴仕立 友白髪【ともしらが】

清涼感、抹茶のような香り、コクのある味、マイルドな味わいなど、
バランスが効いている茶葉になります。
初心者の方でも淹れやすいお茶になるので、
お茶を嗜んでみたいと思っている方にはとてもオススメの商品です。
「水出し茶」にもおすすめの万能茶。
茶種:素朴仕立(かぶせ茶)
料金:864円 / 70g(税込)
雲上の鶴【うんじょうのつる】

昔ながらの製法である、藁(ワラ)などで被覆することによって、
完成した碾茶(抹茶の原料)を使用。
そうしてできた抹茶の香りは特別で、宇治抹茶伝統の生産技術のひとつ。
濃茶・薄茶ともに使用できる商品であり、
それぞれの淹れ方により味や香りが変わる高級な逸品。
茶種:抹茶
料金:3,737円 / 40g(税込)
雁が音焙じ【かりがねほうじ】

「浅煎り」焙煎の雁が音焙じは、
お客様やご自身のティータイムなどにはゆっくり急須で淹れて、
香りを堪能することもできます。
さらに、暑い夏や冷たいものを飲みたいときには急冷して楽しめます。
水出し茶にも向いていますので、冷ややかな味わいがお好みの方にもおすすめです。
毎日の水分補給にピッタリ!
茶種:ほうじ茶
料金:648円 / 100g(税込)