茶師十段の道:京都の茶業界を支える真の匠

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

今回、当園の代表である谷口悟司(以下谷口という)は茶師十段という称号をいただきましたが、この道は決して一人の力で辿り着けるものではなく、長年にわたる経験と、周囲の支えに支えられての結果です。京都の茶業界で仕事をしている中で、地域に根ざし、より多くの方にお茶の魅力を伝えることに尽力しています。本日のブログでは、谷口の茶師十段としての道のりや、お茶作りにかける思いをお伝えできればと思います。お茶の目利きやブレンド技術、次世代の育成など、少しでもお茶に興味を持っていただけるような内容をお届けします。

「茶師十段としての道とは?」
「お茶を作るということとは?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・茶師十段としての道とは?

 ・お茶を作るということとは?

 ・流芳園オススメのお茶の紹介

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

茶師十段への道

茶師十段は、日本のお茶業界において最も権威のある資格の一つであり、十数年の経験を積んだ者だけが手に入れることができる称号です。谷口にとっても、長い時間と努力をかけてこの称号をいただきましたが、この道は決して平坦ではありませんでした。この記事では、どのようにして全国茶審査技術競技大会における認定段位の最高位である「十段位」、茶師十段に辿り着いたのか、その歩みを皆さんにお伝えしたいと思います。

茶師十段とは?

茶師十段は、日本において非常に希少な資格といわれています。現在、全国でも二十数名程度しか認定されていないため、貴重な称号であることは間違いありません。しかし、谷口がここにたどり着くまでには、日々の努力と、何よりも多くの方々のご支援があってこそです。茶師十段に求められるのは、茶葉の目利きや、ブレンド技術、そして深い知識に裏打ちされた経験です。これらを身につけることで、お茶の世界で自分の道を切り開いていくことができます。

茶師としてのトレーニングと成長

お茶作りにおいて大切なのは「お客様の声を大切にすること」。
お客様からいただいたフィードバックをもとに、より良いお茶を作るために努力を続けています。テイスティングやブレンドを繰り返しながら、その技術は磨かれていきます。

わたしのような第三者が、谷口の(過去の)茶審査メモを振り返っても、10年前と現在を比べて分析能力やお茶への細部に対する洞察力が大きく向上していることが伝わってきます。

茶師について更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

茶農家と茶師さんとは? ~茶師(ブレンダー)の世界に迫る旅

京都と他産地の違い

京都は、お茶の中心地として非常に重要な役割を果たしています。特に抹茶や玉露などの高級茶を生産する産地として知られており、ここで学べることは非常に多いです。競争が激しい中で成果を上げるためには、日々の努力を惜しまず、技術を磨き続けることが求められます。

一方、静岡や鹿児島など他の産地では、それぞれの地域の特徴に合わせたお茶が生産されています。これらの地域で作られるお茶も、京都のお茶とはまた違った味わいや香りがあり、非常に魅力的です。


お茶の種類について更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

お茶の発酵とは?緑茶・紅茶・烏龍茶の違いと日本茶の進化

お茶を作るということ

お茶を作ることは、単なる技術的な作業ではなく、感謝の気持ちと理念が込められた深い作業。谷口が茶師として活動している中で常に大切にしているのは、「お茶を通して人々を喜ばせたい」という思い。お茶の目利きやブレンド技術はもちろんですが、そこには心を込めた作業が必要です。この章では、茶師としての技術や理念、そして次世代に向けた育成の取り組みについてお話しします。

お茶の目利きとブレンド技術

お茶を作るということは、単に茶葉を選ぶことではなく、その茶葉の味を最大限に引き出すことが求められます。お客様の反応を常に大切にし、そのフィードバックをブレンド技術に活かすよう努めています。このようにして、より深い味わいを提供できるようにしています。

理念と感謝の心

これは我々、流芳園としても日々感じていること、「感謝」。お茶を通してお客様に喜んでいただけることが一番嬉しい、そのように考えています。そのために、全力でお茶作りに取り組みます。しかしそれは、お客様も含め周囲のサポートがあってこそ成り立つもの、我々が全力で取り組むために助けてもらっている方々への感謝の気持ちを大切にしています。こうして茶作りを続けられていることへの感謝の気持ちが我々をさらに前へ前へと進めていってくれます。そして、お客様に喜ばれるお茶を作り続けることができると感じています。

次世代の担い手を育てる

「次世代の茶師を育成したい」という思いを持っています。「未来にも我々の茶作りでお客様を喜ばせ続けたい」と技術を伝えることはもちろんですが、それだけではなく、茶師としての心構えや理念をしっかりと教え、当園の味と想いを継承していくことから業界の発展に貢献できる人材を育てることは重要な仕事であると、谷口の言葉からも伝わってまいります。

流芳園がおすすめするお茶とは?

茶師十段の称号を持つ谷口は、茶業界において重要な役割を果たしています。長年にわたる経験と深い知識に基づいた技術は、京都をはじめとするお茶業界全体に大きな影響を与えています。手掛けるお茶は、その品質の高さと深い味わいで、多くの人々に愛されています。ぜひ、その極上の味をお試しください。オンラインストアで購入可能ですので、この機会にお試しください。

オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】


「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶?

流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。夕誉は、八代目園主 谷口善右衛門がひたすらお茶と向き合い、多くの材料、数々の試作を繰り返し作り上げた、従来の緑茶のイメージを覆す全く新しい緑茶。天候と芽の動きから摘採のタイミングを見極めることで若芽に摘採することができ、若芽の茶をミル芽いい、そのミル芽(若芽)の旨味と充分な肥培管理をすることで作られる養分の旨味、独自の精選加工を施し、微量の高級宇治抹茶をあしらえることで凛とした香味が生まれます。その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。

茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 80g(税込)

夕誉の購入はこちらから

煎茶 流芳園【りゅうほうえん】

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。

茶種:煎茶
料金:1,620円 / 80g(税込)

流芳園の購入はこちらから

煎茶 古都の香【ことのかおり】

流芳園の古都の香

酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。

質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。

茶種:煎茶
料金:2,160円 / 80g(税込)

古都の香の購入はこちらから

雲上の鶴【うんじょうのつる】

流芳園の雲上の鶴

昔ながらの製法である、藁(ワラ)などで被覆することによって、
完成した碾茶(抹茶の原料)を使用。
そうしてできた抹茶の香りは特別で、宇治抹茶伝統の生産技術のひとつ。
濃茶・薄茶ともに使用できる商品であり、
それぞれの淹れ方により味や香りが変わる高級な逸品。

茶種:抹茶
料金:2,808円 / 40g(税込)

雲上の鶴の購入はこちらから
>宇治茶の通販 京都 りゅうほうえん

宇治茶の通販 京都 りゅうほうえん

りゅうほうえん

CTR IMG