こんにちは、流芳園（りゅうほうえん）です。
今回は、宇治田原町の力をお借し、町内初となる「ふるさと納税を活用したクラウドファンディング」に挑戦させていただき、お陰様で12月5日午後に4,520,400円/209人（100.6%）のご支援を賜り、目標を達成することができました。（※内約36%を抹茶製造の設備費用として当町から補助していただく予定）
今事業にご協力ご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
「なぜ抹茶を作ろうとしたの？」
「どんな抹茶を作るの？新たな提案について」
についてもお話させていただきます。
☑本記事から分かること
・なぜ抹茶を作ろうとしたの？
・どんな抹茶を作るの？新たな提案について
・茶師「十段」オススメのお茶の紹介
☑記事の信頼性
・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗
・創業２００余年の日本茶専門店
・農林水産大臣賞を複数回受賞
なぜ抹茶を作ろうとしたの？
今春には、京都の抹茶在庫が危機的状況になりました。当園でも５月２７日より９月２３日までの間、抹茶商品を販売中止とさせていただいたあの状況を踏まえ、抹茶対応の強化を進めたいと思いました。そこでまずは、「抹茶が無い」というときに「流芳園にはある」を目指し、谷口、自らが抹茶を作らせていただきたいと考えました。
どんな抹茶を作るの？新たな提案について
宇治田原産の抹茶を中心とした京都府内産等の様々な地域の抹茶、更にはこれから出来上がってくる海外生産の抹茶も未来には候補になるかもしれませんが、まずは京都府内産の宇治抹茶の産地を中心にご案内していきたいと思います。
十段位認証について
《十段位 取得 》
第 71 回全国茶審査技術競技大会（大阪府）※令和6年
千利休ゆかりの地、大阪府堺市にて最高位である茶師十段へ。
【茶業者のトリビア】
全国茶審査技術大会は、70回を数える日本一を決める大会。また、京都府茶審査技術大会は、90回を超える京都一を目指す大会である。実は、歴史については京都大会の方が長く、京都の競技者の中には、いまでも京都大会を重んじる者も少なくない。更には、京都といえば宇治茶の歴史そのものであることから、本来予選である大会の難易度・レベルともに全国に勝るとも劣らない。
現実として、審査技術においてもハイレベルな京都府において、2人目の茶師十段 誕生までに13年（平成23年以来）かかった理由といえる。
茶師十段について更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
茶師十段 への歩み ～紆余曲折～ #1
《茶師十段 への歩み ～紆余曲折～ #1》
コメント
現在の抹茶問題について、我々はどのように抹茶をご案内すればよいのか？または、抹茶の価格高騰の影響が日本茶全体にどのように影響していくのか？難しい局面に立たされていると考えてしまいます。しかし、流芳園はこれまで国内流通を中心にお茶をご案内させていただいておりますので、まずは、これまで支えていただいてきたお客様に対して安定供給を目指します。更には、茶師十段となった八代目園主 谷口として、抹茶づくりをきっかけとし新たな提案にも挑戦します。
日本茶は、国内で独自の文化を形成し、今日の生活において必要なものであり、そして人々の心満たしてくれる存在としても親しまれてまいりました。更には、その味わいのみならず、さまざまな研究も進み、健康や体への影響も明らかになってきております。
日本での生活において、心を潤すという意味でも一番身近な飲み物「お茶」、
その可能性が世界にも広がりをみせていることが良い未来となるように尽力させていただきたいと存じます。
皆様、引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
茶師十段 がおすすめするお茶とは？
お茶は、味わいとしても魅力を持ち、そのれらが至福の時間を生み出す。お茶の香りがティータイムではスイーツと調和し、食事のときは心地よく味わいをつないでくれる。お茶の楽しみ方を知っていただくことで、日常の中にある小さな喜びを見つけることができるのではないでしょうか。ぜひ、おすすめのお茶を試してみて、その魅力を実感してみてください。
雲上の鶴【うんじょうのつる】
昔ながらの製法である、藁（ワラ）などで被覆することによって、
完成した碾茶（抹茶の原料）を使用。
そうしてできた抹茶の香りは特別で、宇治抹茶伝統の生産技術のひとつ。
濃茶・薄茶ともに使用できる商品であり、
それぞれの淹れ方により味や香りが変わる高級な逸品。
茶種：抹茶
料金：2,300円 / 20g（税込）
鳳雲【ほううん】
希少な宇治碾茶の手摘み碾茶もブレンドすることで、香味に奥行きが加わり、
力強い香りとコクが出来上がります。
こちらも濃茶・薄茶ともに使っていただける品になっておりますので、
使い勝手の良いお抹茶となっています。
茶種：抹茶
料金：1,858円 / 20g（税込）
宇治抹茶 グリーンティー
宇治抹茶の上品な香りが漂い、
それに伴い良質な苦味と甘味がマッチしたスイートな味わいが特徴。
鮮やかなグリーンが涼しさと癒しを与え、
自然とやさしいニュアンスが懐かしく、夏を活かします。
ぜひ「グリーティー×リラクゼーション」の掛け合わせを体験してみてください。
茶種：グリーンティー
料金：454円 / 180g（税込）
煎茶 古都の香【ことのかおり】
酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。
質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。
茶種：煎茶
料金：2,160円 / 70g（税込）
甘露【かんろ】
玉露本来の甘さと共に、果実のような香味がしっかりと口の中で感じられます。
また、玉露の芯の部分を贅沢に使用することで、
上品な香りと柔らかみのあるコクを合わせ持った贅沢な玉露となっています。
茶種：玉露
料金：2,160円 / 66g（税込）
オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】
「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶？
流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。
茶種：オリジナル玉露
料金：1,620円 / 70g（税込）
鶴の昔【つるのむかし】
甘み、苦み、渋みがほどよく合わさった、バランスの良い味わいが特徴。
一番茶を使用しているため、材料と品質の良さを感じていただけます。
また点て方によって、さまざまな味をお楽しみいただけますので、
表千家・裏千家の味の違いを楽しみたい方にはオススメの商品です。
茶種：抹茶
料金：1,102円 / 20g（税込）
