こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。
日常茶飯という言葉をご存じでしょうか。もともと毎日の食事のことをいうようで、ありふれたことをさす表現になっています。日常茶飯事も同じ意味、茶が日本人の生活に不可欠なものになっていることからも我々の体調管理に役立っていることがよくわかります。本記事では、お茶とお菓子について、緑茶の歴史や文化、そしてカラダへの影響についての関係を紹介します。
「お茶とお菓子は、いつから仲がいいの?」
「お茶とお菓子、そしてカラダへの影響は大丈夫?」
今回はこういった疑問にお答えします。
☑本記事から分かること
・お茶に関する言葉とは?
・お茶とお菓子、カラダへの影響?
・流芳園オススメのお茶の紹介
☑記事の信頼性

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗
・創業200余年の日本茶専門店
・農林水産大臣賞を複数回受賞
お茶に関する言葉とは
庶民文学ともいえる江戸川柳などにもよく登場するお茶というワード。
お茶が日本人の生活に不可欠なものになって、茶というワードをつかったさまざまな言葉が日常に存在しております。よく耳にする「日常茶飯事」という言葉は、ありふれる、ありきたり、普通、一般などの意味が思い浮かびます。この章では、お茶に関する言葉についての歴史や文化とともに詳しく探ります。
日常茶飯事について
日常茶飯事とは、近代文学からとっているようですが、どのようなお茶であったのかについて考えてみます。「ありふれた」ということばから、まずこのお茶は抹茶ではないといえます。一般大衆を連想すると、非日常のものである茶の湯に使用される抹茶とは縁遠いものです。私の知る限りでは、日葡辞書(にっぽじしょ※日本語をポルトガル語で説明したもの江戸時代に書かれたとされている-慶長8・9年)には、「Chafan チャハン(茶飯)」、発音が我々の感覚とは少し違いますが、これは「茶と飯と」という意味で、比喩して使うと「しないわけにはいかない必要なこと」となり、「常住の茶飯でござる」というような用例もあったとか。つまりこの時代では、すでに茶と飯は日常不可欠なものであったと考えられる。抹茶という線もないわけではないようではあるが、辞書には番茶という庶民のお茶を表す言葉ものっているようで、現在の煎茶とは違った、一般家庭でつくられていたもう少し粗放なつくりの番茶であったのではないかと思えます。ちなみに蒸し製煎茶製法ができたのは江戸時代中ごろであったということも念頭にいれておきたい。
朝茶は七里帰っても飲め
朝のお茶は災難のがれられるといわれます。もしもお茶を飲むのを忘れて出かけたら、たとえ七里の道を戻っても飲んだほうが良いという意味です。朝茶とは、朝に飲むお茶のこと、そしれ朝にお茶を飲む習慣のことをいいます。わたしも、大切なイベントに行く朝、慌てて出かけようとした際に 先代がお茶を淹れてくれたことを覚えています。朝茶は三里行っても飲め、という言葉もあるようです。急いで出かけなければならない時でも、どこかでお茶を飲んで一息つくことで心にゆとりができ、取りこぼしが減ったことを先人がこうして言葉としてのこしてくださっているのでしょうね。
茶という文字が使われる言葉
「お茶にする」といえば、休憩をする。「茶にする」、人を利用して、利用したあとは知らんふりというような意味。人を茶にしやがって、馬鹿にされてことへの怒りを表すときに使われます。「茶化す」「無茶苦茶」ばど、茶という文字をあててあることから飲み物としてのお茶と関係があるのかもしれません。茶やお茶が、昔から身近なものであったことは言葉に使われていることからもよくわかります。
お茶とお菓子、カラダへの影響
お茶とお菓子の組み合わせは、日本の伝統的な文化です。この章では、お茶とお菓子の健康ポイント、そしてそれぞれの味わいにおける相性の魅力について詳しく探ります。
お菓子とお茶の歴史
お菓子(主に和菓子)と緑茶の組み合わせは、千年以上の歴史を持ちます。日本の茶道の中で、お菓子は茶の味わいを引き立てる重要な存在として位置づけられてきました。お菓子は季節ごとに異なる形や味が楽しめ、茶会ではその季節感を大切にしています。お茶の苦味とお菓子の甘さが調和し、心安らぐひとときを提供します。
お茶の種類とお菓子のペアリング
お茶には、煎茶、玉露、抹茶など多くの種類があります。煎茶は、あんこ系、玉露を水出し茶にすると生クリームなどと相性が良かったりします。また抹茶では、生菓子はもちろん大福などと色々な組み合わせが思い浮かびます。それぞれのお茶が持つ独特の風味とお菓子の甘さが絶妙にマッチし、食の喜びを体感することができます。
また、お茶とお菓子の時間は、日本文化として現在も続く習慣であります。長い年月親しまれ、今日の生活においても人々の心満たしてくれる存在。そして、お茶に関しては、これからもさまざまな研究が進んでいくことで健康や体への影響がさらに明らかになっていきます。日本での生活において、一番身近な飲み物「お茶」、その可能性を一人のお茶のファンとしてもっともっと知りたいと思います。
【茶業者のトリビア】お茶と糖尿病
糖尿病は、肥満症や動脈硬化症など、肝がんや大腸がんなどのリスクと関係しています。緑茶を飲むことで、種々の緑茶成分による多様な作用によって、糖尿病の予防ができる可能性があるといわれています。

例としては、茶カテキンは、インスリン分泌を促進させるサポートをすることや筋肉へのグルコース取り込みを促進する作用を抑制し、血糖値の上昇を抑えることがわかってきました。昔からお茶は、日常的に飲まれ、体調管理に一役を担ってきた経緯があることも含め、習慣的に緑茶を飲むことは様々な疾病の一次予防に期待できます。
お菓子とお茶の楽しみ方
お菓子とお茶を楽しむ際には、お茶の淹れ方やお菓子の選び方に工夫を凝らすことが大切。お茶は、熱いお湯で香りと渋みを強調するのか、もしくは水出し茶にしお茶の甘みと冷ややかな口当たりを重視するのか、その味わいをイメージし、お菓子を選ぶと楽しいですよね。お菓子は、季節感や見た目の美しさも楽しみの一つであり、その時期に合ったお菓子を選ぶことでより豊かな時間を過ごすことができるかもしれません。
お茶の淹れ方について更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
(流芳園オリジナル玉露の美味しい淹れ方は、煎茶と同じでございます)
【完全保存版】美味しい煎茶を淹れる方法を徹底解説
《2024年9月12日阪急うめだ本店セミナー使用茶は、オリジナル玉露『夕誉 ゆうほまれ』》
流芳園がおすすめするお茶とは?
いかがでしょうか。お菓子とお茶は、それぞれ異なる魅力を持ち、その組み合わせが生み出す至福の時間は格別です。お茶の香りとスイーツの甘さが絶妙に調和し、心豊かなひとときを提供します。お茶の楽しみ方を知ることで、日常の中に新たな喜びを見つけることができるでしょう。ぜひ、おすすめのお茶を試してみて、その魅力を実感してみてください。
煎茶 古都の香【ことのかおり】

酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。
質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。
茶種:煎茶
料金:2,160円 / 80g(税込)
甘露【かんろ】

玉露本来の甘さと共に、果実のような香味がしっかりと口の中で感じられます。
また、玉露の芯の部分を贅沢に使用することで、
上品な香りと柔らかみのあるコクを合わせ持った贅沢な玉露となっています。
茶種:玉露
料金:2,160円 / 80g(税込)
オリジナル玉露 夕誉【ゆうほまれ】

「オリジナルブレンド 夕誉」はどのようなお茶?
流芳園オリジナル玉露 夕誉は、簡単で淹れやすい高級緑茶。
水出しから熱湯まで幅広くお楽しみいただけます。
「お茶の淹れ方ってよくわからないわ」と言われるような方から、湯温や抽出時間など淹れ方にこだわる方も含め、より多くの方に美味しく簡単にご愛飲いただけます。その味わいは上品な香りとコク、それから透明感のある薄緑を表現することができ、うまみ・香り・水色、各々に品位を感じていただけるプレミアムな味わいに仕上げました。
《2024年9月12日阪急うめだ本店セミナー使用茶》
茶種:オリジナル玉露
料金:1,620円 / 80g(税込)
七代(ななだい)

香りやうっすら感じる甘みの余韻が特徴の蔵出し茶。
新茶とはまた違った良さとコクを楽しむことができるに違いありません。
七代は、八代目が七代目から引き継ぐ際に、
「流芳園をしっかり継ぐ」という想いを込めて名付けたもの。
茶種:煎茶
料金:1,080円 / 50g(税込)
宇治の昔【うじのむかし】

抹茶の良い香りと、コクと苦味が丁度良く合わさった味わいが特徴。
初心者の方からお稽古用まで幅広く使用できる、
使い勝手が大変良い抹茶として皆さまから親しまれております。
また、和菓子だけでなく洋菓子とも相性が良いため、
特別な時間を過ごすことのできる逸品です。
茶種:抹茶
料金:1,404円 / 40g(税込)