関東の水とお茶が織りなす風味:地域に適した一杯の魅力

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

日本各地で親しまれるお茶。その中でも関東地方では、地域特有の水質と地形が、お茶の味わいに大きな影響を与えています。特に、関東ローム層に由来するアルカリ性の水質が、お茶の抽出に微妙な変化をもたらし、それに対応した製茶が重要になります。本記事では、関東の水質がもたらす特徴と、関東地方で楽しむためのお茶の選び方について掘り下げていきます。

「関東の水質とお茶の関係とは?」
「関東で楽しむお茶の選び方とはとは?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・関東の水質とお茶の関係とは?

 ・関東で楽しむお茶の選び方とは?

 ・流芳園オススメのお茶の紹介

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

関東の水質とお茶の関係

関東地方の水質は、火山灰から成る関東ローム層の影響を受けており、アルカリ性で硬度が高めです。この水質が、お茶の抽出や味わいにどのような影響を与えるのかを解説します。

関東ローム層とアルカリ性の水質

関東地方の土壌である関東ローム層は、火山灰由来の地層で、硬水を生みやすいのが特徴です。この硬水は、お茶を淹れた際に独特の風味を生み出します。硬水に含まれるミネラル分が、茶葉の旨味を抑えたり、渋みを際立たせることがあり、関東地方ではこれを考慮した製茶が重要になります。

硬水がもたらすお茶の味わいの変化

硬水で淹れたお茶は、軟水で淹れた場合と比べて、味わいや香りが微妙に変化します。アルカリ性の水質は、茶葉の旨味を抑える一方で、すっきりとした後味を作り出すため、関東ではこうした味わいを活かしたお茶が求められます。

お茶の全国大会における茶師の身体つくり

お茶の審査全国大会は、初秋に開催されもちろん関東地方での開催もございます。この大会では、関西の茶師たちが水の違いに対応するため、味覚の調整や身体の感覚を「作り込んで」臨んでいます。関西の軟水に慣れた茶師にとって、関東の硬水は挑戦であり、新しい可能性を切り拓く場でもあります。

お茶の進化と地域性—関東から見る未来

関東地方の特異な水質に合わせたお茶作りは、日本の他地域との違いを際立たせるだけでなく、日本茶の未来を考える上でも重要な視点を提供します。また、海外展開における課題にも結びついていきます。

アルカリ性に負けない茶葉の工夫

流芳園で提供している「玉誉」や「熱湯玉露」といったオリジナル玉露やほうじ茶は、硬水で淹れても旨味や香りがしっかりと引き立つ設計となっています。特に、熱湯でも味が損なわれにくい点が忙しい関東のライフスタイルに合致しており、関東地方からの注文が殺到しており高評価をいただいています。こうした工夫は、お茶の進化の一例として注目されています。


オリジナル玉露やほうじ茶について更に詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください

今すぐ試したい! 新感覚のオリジナル玉露で現代の忙しいあなたも簡単に高級茶を
雁が音ほうじ茶を飲んでみよう!美味しい淹れ方も教えます!

水質による海外展開の難しさ

欧州などの石灰岩層から供給される水は、日本の硬水よりもさらに硬い特徴を持っています。このため、日本茶をそのまま海外で提供する際には、香りや味わいが大きく変わる可能性があります。これは、日本茶が日本の風土と水質に深く根付いた文化であり、「日本でしか味わえない特別な存在」であることを示しています。

日本茶の未来と地域性

関東をはじめとした地域特有の水質を活かしたお茶作りは、日本茶の進化を示すものです。一方で、海外展開においては、各地の水質に応じたアレンジが必要です。こうした柔軟な適応力こそが、日本茶の未来を切り拓く鍵となるでしょう。

流芳園がおすすめするお茶とは?

いかがでしょうか。関東の水質は、茶葉の味わいや香りにユニークな個性をもたらします。こうした地域特有の条件に対応したお茶作りは、日本茶の深い魅力を感じさせてくれます。日本ならではの味わいを楽しむために、ぜひ関東に適したお茶を試し、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。ここでは、関東の硬い水質でも楽しめるおすすめの流芳園のお茶をご紹介します。これらのお茶はオンラインで購入可能ですので、ぜひお試しください。

オリジナル玉露 玉誉【たまほまれ】


「オリジナルブレンド 玉誉」はどのようなお茶?

“淹れ易く美味しいお茶”と新茶期にはお客様からご期待のお声が最も多い人気のお茶。
口当たりは軽く爽やかで柔らかみのあるコク、ほんのり緑っぽい黄色
、奥地に広がる緑茶の豊かな味わいが心地よいリッチテイスト。
一葉一葉をムラなく丁寧に火入れ加工。
玉露系の爽やかで甘みのある若芽の冠茶(かぶせちゃ)、
それにコクのある茶葉を合わせることで凝縮された香味と濃度感をつくります
「淹れ易くて、おいしい玉露を作ってみたら?」と
そんな先代(七代目)の遊び心を真剣にカタチにしたことで誕生しました。
覆いの利いたモノをブレンドし、芳醇な香りと甘みが広がります。
彩りに満ちた味わいを…。

茶種:オリジナル玉露
料金:1,080円 / 80g(税込)

玉誉の購入はこちらから


オリジナル玉露 熱湯玉露【ねっとうぎょくろ】

■「オリジナルブレンド 熱湯玉露」はどのようなお茶?

ほどよい甘みとさっぱりした味わい。
そして、「簡単」で「美味しい」を目指し作りあげたお茶が「熱湯玉露」。
「熱めのお湯でサッと淹れられ、お手軽で美味しい」定番です。
茶種:オリジナル玉露
料金:648円 / 80g(税込)

熱湯玉露の購入はこちらから


特上 雁が音焙じ【とくじょう かりがねほうじ】

流芳園の特上 雁が音焙じ茶

厳選された上質な一番茶を100%使用しております。
雁が音(=白い茎)が濁りのない香ばしい香りを作り出し、
またコクと余韻の上品さを同時に味わって頂けることでしょう。
素材を最大限に活かした「浅煎り」焙煎となっています。

茶種:ほうじ茶
料金:704円 / 100g(税込)

特上 雁が音焙じの購入はこちらから

焙じ茶 京かおり

流芳園の京かおり

京都・宇治茶の一番茶と二番茶の間にでてくる茶葉である、
親子番茶を原材料に使用し深煎りすることで、
甘い味わいに仕上げています。
焙じ深煎りすることで、苦味成分のカフェインは昇華します。

茶種:ほうじ茶
料金:756円 / 200g(税込)

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雁が音焙じ【かりがねほうじ】

流芳園の雁が音焙じ

「浅煎り」焙煎の雁が音焙じは、
お客様やご自身のティータイムなどにはゆっくり急須で淹れて、
香りを堪能することもできます。

さらに、暑い夏や冷たいものを飲みたいときには急冷して楽しめます。
水出し茶にも向いていますので、冷ややかな味わいがお好みの方にもおすすめです。
毎日の水分補給にピッタリ!

茶種:ほうじ茶
料金:596円 / 100g(税込)

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