こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。
丁度良い苦味と旨味が合わさったお茶の代表例である煎茶。
美味しい煎茶を淹れようと思うと、
「難しいのでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、”超簡単な” 煎茶の淹れ方について紹介し、
淹れ方の違いや、味や香りの違いについて詳しく説明していきます。
「本来の淹れ方と比べて、どこがどう違うの?」
「本来の淹れ方と比べて、味や香りに変化はあるのか?」
「超簡単なお茶の淹れ方について教えて!」
今回はこういった疑問にお答えします。
☑本記事から分かること
・本来の煎茶の淹れ方との比較
・味や香りの変化
・超簡単な煎茶の淹れ方
☑記事の信頼性
・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗
・創業200余年の日本茶専門店
・農林水産大臣賞を複数回受賞
本来の煎茶の淹れ方との違い
以前、流芳園では「美味しい煎茶を淹れる方法」についてご紹介しました。
では、上記の記事でご紹介した本来の煎茶の淹れ方と、
今回ご紹介する”超簡単な” 煎茶の淹れ方とどこが違うのでしょうか。
淹れ方による違い
「急ぎ」と「美味しいお茶」を実現できます。
100人の方が全員「美味しい!」と言っていただける、とまでは自信はございませんが、
多くの方から「美味しい」「悪くない」のコメントは頂戴できると考えます。
煎茶の淹れ方で美味しくなくなる原因について考えると、
たった5分間ほどですが他の用事があったり、
煎茶を淹れることだけに集中できないことが原因であると考えます。
例えば、テレビのコマーシャルの間に煎茶を淹れる、
またはお客様がいらっしゃったときにお菓子を用意するなど、
煎茶を淹れる以外のおもてなしも同時に行わなくてはいけないことなど、
複数の行為を同時進行したい場合には、
特に煎茶の淹れ方を失敗してしまった経験があるのではないでしょうか?
ここでは、煎茶を淹れるスピードを上げ、
5分を1分程度に短縮すると考え、
まずは簡単に1つの作業のみを終えることで、
問題を解決するための方法をご紹介させていただきます。
味や香りによる違い
「香」、「味」、「水色」が調和のとれた良い味わいを作り出すことができます。
煎茶の味わいは、
「茶葉の量と湯量」「湯の温度」「抽出時間」で比例すると考えます。
ここでは、氷や水などを使用し、急激な温度調整を行うことで、
「香」、「味」、「水色」のバランスを調整し、
美味しいお茶を作り出したいと思います。
また、(好みもございますが、)
基本的な淹れ方をもちいた煎茶の味わいとは
(比べていただくと)何かが違うと感じていただける方が多いのではないでしょうか。
超簡単な煎茶の淹れ方を試してみよう!
では、実際に超簡単に美味しい煎茶を淹れる方法についてご紹介します。
超簡単な煎茶の淹れ方-その1 ※煎茶の熱湯氷出し
■準備するもの
茶葉(煎茶※お茶)、マグカップorティーカップ(250㏄以上のサイズがおすすめ)、
氷(製氷機の氷)、お湯(熱湯※今回は電気ポットを98度に設定)、
カレースプーン(大さじ)
①急須に氷を入れる
② 氷の上から茶葉入れる
氷の上に茶葉のせておくことがポイント。
③氷の上部程度までお湯を注ぎ入れます
茶葉にお湯が当たるように意識してみてください。
④ 少しだけ待って、急須からマグカップなどに注ぎます
少し待って、
急須の中の茶葉とお湯と氷がくるりくるりと(2回程度)回して、注ぎ入れます。
point:注ぎ始めのお茶の色は透明感があります
注ぎ出し直後のお茶は透明感があります。
しかし、最後まで注ぎ入れることでご使用の茶葉なりの水色になります。
⑤完成
【豆知識】
同じ方法で、湯呑や煎茶用茶碗に注ぎ入れることもできます。
注ぐときのポイントは、『廻し注ぎ』をすることで、
複数の器に注ぎ分けても味わいが均一になります。
point:『廻し注ぎ』とは
器の左から「1・2・3」と注いだら、次は右から「3・2・1」と注ぎ返し、
これを繰り返します。
point:使用する氷やお水について
氷やお水は水道水が基本ですが、
貯水槽方式の場合は適さないことがございますのでご注意ください。
超簡単な煎茶の淹れ方-その2 ※煎茶の熱湯氷出し改
■準備するもの
茶葉(煎茶※お茶)、マグカップorティーカップ(250㏄以上のサイズがおすすめ)、
氷(製氷機の氷)、お湯(熱湯※今回は電気ポットを98度に設定)、
カレースプーン(大さじ)
① 急須に茶葉を入れる
茶葉はカレースプーン2杯(普通盛)
②急須にお湯を入れる
③急須に氷を入れる
④ 急須からマグカップなどに注ぎます
待たずに注ぎ入れてください。
point:注ぎ始めのお茶の色は透明感があります
注ぎ出し直後のお茶は透明感があります。
しかし、最後まで注ぎ入れることでご使用の茶葉なりの水色になります。
⑤完成
超簡単な煎茶の淹れ方-その3※水をさし、熱湯で淹れる
■準備するもの
茶葉(煎茶※お茶)、マグカップorティーカップ(250㏄以上のサイズがおすすめ)、
水(水道水)、お湯(熱湯※今回は電気ポットを98度に設定)、
カレースプーン(大さじ)
①茶葉を急須に入れる
②茶葉に水をカレースプーン5杯※水を茶葉が浸る程度入れる
※少し待つ
(お急ぎの時は待たない。
しかし1分程待つと、より旨味が引き立ちますが10秒でも効果はあらわれます)
③ その上から熱湯を注いで急須に蓋をする。
④器に注ぎ入れる
point:注ぎ始めのお茶の色は透明感があります
注ぎ出し直後のお茶は透明感があります。
しかし、最後まで注ぎ入れることでご使用の茶葉なりの水色になります。
⑤完成
※突然のお客様や急においしいお茶が飲みたくなった時に是非お試し下さい
以上、ここでは、3つの超簡単にティーバッグで水出し茶を淹れる方法について、
ご紹介させていただきました。
この記事を参考にして、ぜひ皆さまも淹れてみてくださいね!
おすすめの煎茶商品をご紹介
流芳園で販売している煎茶商品の中でも、
おすすめの商品をいくつかご紹介します。
オンラインだけでなく、お電話でも購入することができますので、
お気軽にお問い合わせくださいね。
古都の香【ことのかおり】
酔ってしまいそうな凝縮されたお茶の香りと、
柔らかな口当たり、舌に残る華やかな余韻が特徴。
質の高い茶葉を見極め厳選し、最適な仕上げを丁寧に施すことで出来上がった、
京都宇治の高級煎茶「古都の香」は流芳園の中で至高の逸品です。
茶種:煎茶
料金:2,160円 / 80g(税込)
流芳園【りゅうほうえん】
新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。
茶種:煎茶
料金:1,620円 / 80g(税込)
特撰【とくせん】
「特撰」は、目利きの技術を使用し、
品質の良い茶葉を見極めつつ、バランスの良いお茶を作っております。
また、目利きの技術以外にも、
ブレンドの技術と、仕上げの加工技術も使用しているため、
流芳園の技術の結晶とも呼べるお茶と言えるでしょう。
「特撰」は熱めのお湯でも美味しく淹れることができるため、
お茶に詳しくない方でも淹れやすいお茶となっております。
普段使いにもぴったりです。
茶種:煎茶
料金:1,080円 / 80g(税込)
まとめ:煎茶により親しみを!
いかがでしたでしょうか。
今回は”超簡単な” 煎茶の淹れ方についてご紹介しました。
煎茶を淹れるのに手間がかかると思っていた方にとっては、
これを機に煎茶を飲んでいただけるととても嬉しいです。
また、お茶は健康にも効果がございますので、
日常に取り入れることで健康維持にも最適ですよ。