茶摘み後の茶畑は“オフ”じゃない?シーズンオフに育つ、次の一番茶

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

茶葉を摘み取る時期が「オン」だとすれば、摘み終えた後は「オフ」。そう聞くと、畑もひと息ついているように見えるかもしれません。でも実際の“オフ”は、何もしない時間ではなく、畑の状態を見続ける時間です。去年の8月の畑はこうだった。今年はこうなっている。そんなイメージを持ちながら、次の季節へ向けて畑と向き合っていきます。今回は、茶摘み後のお茶畑で何が行われているのか、そして「風土」と「人」がどう味をつくっていくのかを、季節の流れに沿ってお話しします。

「オフの茶畑は「観察」と「待つ技術」とは?」
「宇治の風土と人が、味を育てるとは?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・オフの茶畑は「観察」と「待つ技術」とは?

 ・宇治の風土と人が、味を育てるとは?

 ・流芳園オススメのお茶の紹介

記事の信頼性

流芳園の景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

オフの茶畑は「観察」と「待つ技術」

シーズンオフは、畑を動かす時期というより、畑を“読み続ける”時期です。過去に教わった管理の方法を踏まえながら、「今の畑の状態なら、ハサミはこう」「水はこう」と判断していきます。やるべきこと以上に、“やらない判断”が大事になる季節でもあります。

日本茶専門店「流芳園」オフィシャル ショッピングサイトはこちらから

オンとオフの切り替えは「摘んだら終わり」ではない

茶摘みのシーズンがオンで、それが終わればオフ。言い方としては分かりやすいのですが、オフになった瞬間から畑が止まるわけではありません。むしろオフこそ、畑の状態を見続けることが重要です。去年の8月はこういう畑だった。今年はこうなっている。そういう“前年との比較イメージ”を持って進めてもらっています。過去に「こういう時期にはこうしよう」という管理方法を教わってきているので、常にその層を意識しながら、畑の状態に合わせて判断します。


寒くなる前に“寝る”。だから今は刃を入れない

秋の終わりごろから一気に寒くなっていきます。植木でもそうですが、この時期のお茶は、いわば“寝ちゃう”。ここでハサミを入れると、痛めてしまうことがある。必要な時に必要なことをする。そして、必要がないならそのまま何もしない。畑にもそういう時間があるんだな、と感じます。「動かさない」ことは放置ではなく、畑のリズムに合わせた技術です。オフの管理は、この判断の積み重ねだと思っています。

防災よりも“獣害”。静かな季節の意外な敵

収穫期を終え気温が下り冬が近づいてくると、防災的なケアはまだ軽微です。春先から摘採期までに比べれば、派手な対策は少ない。ただ最近は、鹿など動物の被害があるみたいです。春には、せっかく出てきた新芽を食べられてしまう。最近は、秋口の気温が下がり切らなこともあり、(秋の)整定の際に余力を残して軽く散髪している畑もあったりします。そんな畑ほどちょっとした動きで枝が立ちやすいのですが、そこを鹿たちが走り抜けることで枝が起きてしまい、畑の形が崩れることもあるとか。野外でこだわったもの、美味しいものを作ろうとしたときには、動物の問題は尽きることはないのではないでしょうか。オフの畑は静かに見えているのですが、意外と“油断できない季節”でもあります。

宇治の風土と人が、味を育てる

畑は同じ宇治でも、場所が違えば恵みが違う。川の畑、山の畑。それぞれが別の個性を持っています。さらに味を決めるのは自然だけではなく、人の歴史と技術です。畑を通じて、宇治茶の「風土」と「人」をあらためて見直してみます。

川の畑は“味”、山の畑は“香り”。宇治の地形がつくる個性自然と始まる“味の分析”

宇治市の宇治といえば宇治川。昔の宇治は山と川でしたが、今は住宅地も増えました。それでも宇治川が真ん中にあり、川沿いにも畑があり、山にも畑がある。川の畑は味が良い。山の畑は香りが良い。


(川の)畑に洪水で被害があったわ、と言いたくなる年でも、実は味わいが“載っている”こともあります。もちろん川の洪水は樹も破壊します、しかし川が氾濫することで養分を茶畑に上げてくれる。洪水は、茶畑に良い影響をもたらすこともあります。
一方、山は土が違うし、気温も違う、山には山のそこにしかない環境がお茶の味わいへの恵みとなり、香りが良く味わいの深いお茶ができる。それら、自然の揺らぎが、お茶の個性や味の奥行きを生み出してくれると言えるのではないでしょうか。

お茶も人も変わる。寝かすと甘みが変わる

人間の体感というか、感覚も変わるし、お茶も変わる。一概には言えませんが、江戸時代には冷蔵庫も冷凍庫もない。そんな時代に、山梨県の山中に茶壺に入れた茶葉を“寝かして”、それを江戸まで運んでいたという話があります。今の保存レベルが良いとされる一方で、今も昔も「蔵出し茶」が重宝されるのは、まろやかになる感覚があるからだと思います。寝かすことで甘みが変化する。オフの畑の話から少し離れますが、「時間が味をつくる」という感覚は、畑にも、お茶の保管にも通じている気がします。

お茶は“体調管理”にもなる。味がボヤける日、澄む日

消費者の方にとっては「旨い」「おいしくない」が基本だと思います。でも私は、お茶で体調管理ができるのでは?とも感じています。睡眠不足だと、お茶の味がボヤっとしたりする。逆に、空気がクリアに感じる日、秋晴れで空気が澄んでいる日などは、お茶の味わいとしての輪郭もハッキリと感じることがあります。毎日の体調管理として、お茶を楽しんでもらいたい。自分のコンディションチェックにも使ってもらえないかな、と思うんです。もしご興味があれば、そういった感覚も含めてお茶と付き合ってみてほしいです。

流芳園がおすすめするお茶とは?

茶摘みが終わったら「オフ」。でもそのオフは、畑を休ませるだけの時間ではなく、畑を見続け、必要なことを行う、時には“何もしない判断”を積み重ねる時間です。そして宇治の畑は、川と山で個性が違い、自然の揺らぎすら味の奥行きになることがある。さらに宇治茶は、人の歴史と技術の積み重ねがあるからこそ、等級も味も多様に広がっていきます。流芳園では、日々の気分や体調に合わせて選べるお茶を揃えています。「今日は空気が澄んでいるな」と感じた日には、いつもより丁寧に一杯。逆に忙しい日には、気軽な一杯でもいい。そんなふうに、季節と自分のコンディションに合わせて、お茶を楽しむ入口をつくっていただけたら嬉しいです。

雲上の鶴【うんじょうのつる】

昔ながらの製法である、藁(ワラ)などで被覆することによって、
完成した碾茶(抹茶の原料)を使用。
そうしてできた抹茶の香りは特別で、宇治抹茶伝統の生産技術のひとつ。
濃茶・薄茶ともに使用できる商品であり、
それぞれの淹れ方により味や香りが変わる高級な逸品。

茶種:抹茶
料金:2,300円 / 20g(税込)

雲上の鶴の購入はこちらから

手摘み玉露【てづみぎょくろ】

手摘み玉露は、丁寧に茶葉を手摘みすることで生まれた、
柔らかみのある舌触りと上品な旨味が特徴。
うっすらと乳白の濁りが感じられる水色は、
濃厚な旨味が凝縮されたもので玉露本来の深い甘みと余韻を感じていただけます。


茶種:玉露
料金:3,315円 / 66g(税込)

手摘み玉露の予約購入はこちらから

煎茶 流芳園【りゅうほうえん】

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。

茶種:煎茶
料金:1,620円 / 70g(税込)

流芳園の購入はこちらから

素朴仕立 稀頭【まれがしら】

流芳園の稀頭

黄色い煎茶で、お茶らしい清涼感のある香りと後味のすっきりさが特徴です。
初々しい露天栽培の生葉を収穫し、浅く蒸して製茶しております。

そのため、爽快な香りだけでなく、
煎茶としての旨味も同時に味わっていただける逸品となっております。

茶種:素朴仕立(煎茶)
料金:648円 / 70g(税込)

稀頭の購入はこちらから

特上 雁が音焙じ【とくじょう かりがねほうじ】

流芳園の特上 雁が音焙じ茶

厳選された上質な一番茶を100%使用しております。
雁が音(=白い茎)が濁りのない香ばしい香りを作り出し、
またコクと余韻の上品さを同時に味わって頂けることでしょう。
素材を最大限に活かした「浅煎り」焙煎となっています。

茶種:ほうじ茶
料金:756円 / 100g(税込)

特上 雁が音焙じの購入はこちらから

焙じ茶 京かおり

流芳園の京かおり

京都・宇治茶の一番茶と二番茶の間にでてくる茶葉である、
親子番茶を原材料に使用し深煎りすることで、
甘い味わいに仕上げています。
焙じ深煎りすることで、苦味成分のカフェインは昇華します。

茶種:ほうじ茶
料金:756円 / 200g(税込)

京かおりの購入はこちらから

雁が音焙じ【かりがねほうじ】

流芳園の雁が音焙じ

「浅煎り」焙煎の雁が音焙じは、
お客様やご自身のティータイムなどにはゆっくり急須で淹れて、
香りを堪能することもできます。

さらに、暑い夏や冷たいものを飲みたいときには急冷して楽しめます。
水出し茶にも向いていますので、冷ややかな味わいがお好みの方にもおすすめです。
毎日の水分補給にピッタリ!

茶種:ほうじ茶
料金:648円 / 100g(税込)

雁が音焙じの購入はこちらから
>宇治茶の通販 京都 りゅうほうえん

宇治茶の通販 京都 りゅうほうえん

りゅうほうえん

CTR IMG