創業200余年もの大切にしている想いをご紹介!

こんにちは、流芳園(りゅうほうえん)です。

緑茶発祥の地 宇治田原町で店舗を構える流芳園ですが、
改めて私たちの歴史やこだわりについてお話ししたいと思います。

「流芳園の歴史って?」
「流芳園ならではの強みは?」
「現当主はどんな人?」
今回はこういった疑問にお答えします。

本記事から分かること

 ・日本茶専門店 流芳園の歴史

 ・流芳園ならではの強み

 ・現当主について

記事の信頼性

流芳園の店舗景観

・緑茶発祥の地 宇治田原に店舗

・創業200余年の日本茶専門店

・農林水産大臣賞を複数回受賞

流芳園の歴史

流芳園の外観

流芳園の歴史についてご紹介していきますね。

写真は流芳園の外観となっています。

創業から現在までの歴史

流芳園は、創業が天明年間200余年の歴史を持つ日本茶専門店です。

初代である谷口 善兵衛(ぜんべえ)が興し、
二代目の谷口 善右衛門(ぜんえもん)とここ宇治田原に地の利を活かした
商いを手懸け、現在が八代目当主になります。

昔はお茶だけでなく、お米も販売しておりました。

そのため、扱う商品が多いことを意味する言葉である「八百」がついた、
「八百善(やおぜん)」という屋号で地域では呼ばれ親しまれていました。

外観の写真にある、のれんにも「八百善」という地域屋号が今も残っています。

そして、大正9年から通信販売を開始し、全国展開を行いました。
それに伴い、当時の四代目が「流芳園」と名をつけました。

通信販売の方法としては、
全国から電話や文(ふみ)で注文を受け、
日本郵政を利用して全国へお茶を販売し、お届けしていました。

また、六代目までは茶農家も兼業で行っており、
栽培・収穫した茶葉を流芳園でも用いておりました。

しかし、自分たちで栽培した茶葉は人件費や経費などを考えると、
価格が高くなってしまい、市場との差が出てきてしまう問題点を抱えていたため、
六代目で茶農家を辞め、日本茶専門店として特化することになりました。

そして、六代目の名前が谷口 善右衛門(ぜんえもん)だったことから、
七代目から「谷口善右衛門」の名が踏襲制となりました。

踏襲制になったことで、
今まで「善」という漢字を名前に含めないといけなかったのに対し、
「善」を名前に含めなくても良くなりました。
また、女性も跡継ぎとして、代を引き継ぐことができるようになりました。

■流芳園のロゴマークの由来
実は、流芳園のロゴマークを「カネハチ」と読みます。
本来であれば末広がりの意味をもつ「八」、
当園ではお客様や商材であるお茶とずーっと良い関係を続けていけることを
大切にするという考えを継承しており、
もしかするとこれが「八」を縦に添えた理由なのではないかと思いなしております。

しかし、商標登録行った当時はカネハチとは読めないとされ、
認められず、図形として登録を行ったと聞いています。
また、こちらの屋号は業者間の取引で使用されていたものだったと
伝えられております。

【豆知識】
流芳園では、夏と冬で暖簾を変えます。

夏の暖簾

夏は、生地にロゴマークと文字を黒で染めた白ベースの生成り仕様(白)。
冬には、逆に生地を染め、ロゴマークと文字は染めを抜いた仕様(紺)。

茶色の暖簾※冬

昔は、茶染めのような茶色の暖簾ではございましたが、現在と同様に生成り仕様
(夏)と文字等は染めを抜いた仕様(冬)を季節で使い分けていたとのことです。

「流芳園」に込められた想い

流芳園という名の由来

流芳四海に遍く
芳気天地に満ち
園戸の誉瑞光祥雲


意味としては、
後世に名を世界に広く
天にも地面にも良い香りが満ち
めでたい雲や光が射し園戸の誉(ほま)れとなる

※園戸とは、茶の生産者のこと

流芳園の名にはこのような想いが込められております。

流芳園が大切にしていること

流芳園には大切にしている2つの想いがあります。

それは、「常に愛され、親しまれる」

四代目か五代目の時に考えられたモットーで、代々受け継がれており、
日々モットーを意識して、
お客さまに美味しいと思ってもらえるお茶をお届けしております。

茶一心

そして、もう一つが「茶一心」

お茶に心を集中し専念することを意識しております。

毎年気候や温度でお茶の味が変わったりする中で、
しっかりと美味しいお茶を見極めたり、
様々な情報を集めブレンドしていくためには、
常日頃からお茶を研究し技術を高めていかなければいけません。

私たちは美味しいとお客さまが喜ぶ姿を励みに仕事しておりますので、
お客さまに喜んでいただけるかを意識しつつお茶作りを行っております。

流芳園ならではの強み

通信販売を始めたのが大正9年でございますので、
100年以上のノウハウ・実績が私たちの強みでございます。

また、それに伴い、
今まで積み重ねてきたお客さまとの信頼があるということも
他の専門店さんには無い強みかと思います。

流芳園の店内

もともと流芳園は百姓であったため、
店内は作業場と客間が一緒になっており、
そのため、お客さまとの距離が近く親しみやすくなっております。

お客さまを大事にするという精神は初代から今も受け継がれる精神でございます。

八代目について

お次に流芳園の現当主を紹介します。

流芳園の社長_3

八代目 谷口善右衛門を襲名しております、
本名は、谷口 悟司(たにぐち さとし)と申します。

流芳園が受け継いできた想いを大切にし、
今のお客さまがどうすれば喜んでいただけるかをしっかりと考え、
情報を集め、美味しいお茶を日々追求しております。

流芳園の社長_4

お茶は本当に繊細で少しの温度によっても味が変わってしまいます。

お客さまにご満足いただけるようなお茶を作っていくためには、
高いブレンド技術や美味しい茶葉を見極める技術が必要になってきます。

しかし、私だけではなかなか技術が高いのか低いのかについて
確かめるすべがございません。

そのため、自身の技術力を確かめるためや、
他のお茶専門店さんの技術を知るためにも、
毎年、京都府茶審査技術競技大会に出場しております。

82回大会の農林水産大臣賞
88回大会の農林水産大臣賞

過去2回の大会(2011年・2017年)では優勝し、
農林水産大臣賞をいただきました。

現在、宇治田原町では茶審査技術において、
農林水産大臣賞を受賞しておりますのは流芳園の谷口のみとなっております。

禅定寺と大道寺

茶品評会で農林水産大臣賞を受賞している、
宇治田原町の茶農家さんお二人とコラボした商品開発などもしております。

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玉露 夕誉【ゆうほまれ】

流芳園の夕誉

また、侘び寂びを意識した日本の美と、現代の時流を意識した、
夕誉【ゆうほまれ】というお茶を新開発しました。

現代では湯冷ましをせずにお茶を淹れる方が多いため、
熱いお湯で淹れても、誰でも簡単に美味しいお茶ができることを大事にしつつ、
お茶ならではの上品さと美も持ち合わせた夕誉が完成しました。

先代が作ったお茶の完成度が高いため、
時流に合わせて足りない要素や、部分は変えるものの、
長年愛されている流芳園の味を残しております。

これからも引き続き新しいことにはどんどんと挑戦したいと思っており、
私たちが大事しているモットーであります、
「常に愛され、親しまれる」流芳園であり続けるために守っていきたいと思います。

そんな流芳園のお茶を一度嗜んでいただけますと幸いです。

流芳園おすすめのお茶

流芳園がおすすめするお茶をご紹介します。

煎茶 流芳園【りゅうほうえん】

流芳園の流芳園

新緑の香りを茶葉がそのまま包み込むように爽やかで、
良質な茶葉を厳選することで贅沢なコクを実現しています。
八十八夜(付近)に採れた茶葉で作っているため、
旬の味を堪能することができます。
老舗の名を刻んだ逸品、是非ご堪能あれ。

茶種:煎茶
料金:1,620円 / 80g(税込)

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玉露 夕誉【ゆうほまれ】

流芳園の夕誉

八代目が開発した至極の逸品。
夕誉は、ほのかな甘さと香りがプラスされ、後口も爽やか。
また上品さも持ち合わせおり、味わい深いため、
高級洋菓子や、アフターヌーン・ティーのスイーツなどに合いやすいです。

茶種:玉露
料金:1,620円 / 80g(税込)

夕誉の購入はこちらから

まとめ:八代続く歴史が作るお茶

いかがでしたでしょうか?

初代から200年続く流芳園が守り続けてきた想いとお茶を
これからも大切にしていきたいと思います。

また、これからもお客さまが喜んでいただけるお茶を作り、
長く関係性を続けていただけるような流芳園で在りたいと思います。

流芳園の社長_1
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